『服の袖、赤い袖口』で2PMジュノが演じるイ・サンの歴史背景を解説する!

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韓国MBCの新しいドラマ『服の袖、赤い袖口』は最初11月5日から放送開始の予定だったのだが、それがのびて11月12日から第1話が始まる。

大型時代劇として大きな注目を集めているこのドラマでは、ジュノが朝鮮王朝の22代王・正祖(チョンジョ)を演じている。というより、正祖はイ・サンという名前でよく知られており、かつてイ・ソジンがドラマ『イ・サン』で主人公を演じて爆発的な人気を得ていた。

それが今度はジュノが果敢に同じ国王の役にチャレンジするのだ。共演は『王になった男』の王妃役で好演したイ・セヨンである。彼女が宮女のソン・ドクイムに扮していくが、この女性は歴史的にイ・サンの側室になる宜嬪(ウィビン)・成(ソン)氏である。

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そういう意味で史実に即した時代劇になりそうだが、まずは、ドラマが描く時代設定をあらかじめ予測しておこう。

イ・サンが祖父の英祖(ヨンジョ)の命令によって世孫(セソン/将来の国王になる孫)になったのは1762年のことだ。それは、父親の思悼世子(サドセジャ)が米びつに閉じ込められて餓死した結果、イ・サンが正式な後継者になったからである。

2PMジュノ

イ・サンの究極的な生き方

そのとき、イ・サンは10歳だった。そして、彼が国王になったのは、英祖が亡くなった直後の1776年で、年齢は24歳だった。

『服の袖、赤い袖口』はイ・サンの世孫時代を中心に描かれるが、年齢から言って、彼が即位する前の20代前半がドラマの時代設定になるだろう。

このとき、イ・サンは非常に難しい時期を過ごしていた。老論派という最大派閥がイ・サンの即位に反対していたからだ。

そんな難しい政治状況をドラマは細かく描くはずだし、その中で宮女との恋愛に命をかけるイ・サンの究極的な生き方が『服の袖、赤い袖口』では多彩に表現されていくだろう。

なんといっても、ジュノの演技が本当に楽しみだ。彼はどのようにして若きイ・サンを堂々と演じていくのか。撮影ではイ・セヨンと呼吸がピッタリ合っていたと評されており、ジュノが主人公を凛々しく見せてくれるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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