2020年に放送されたドラマ『ミッシング~彼らがいた~』に出演した俳優のコ・ス。彼はこの作品でどんな役を演じたのだろうか。
『ミッシング~彼らがいた~』の舞台となっているのは、行方不明となった死者たちの魂が集まる謎の村で、コ・スはその村に隠された秘密を1つずつ暴いていく人情派詐欺師のキム・ウク役を務める。
ちなみに、キム・ウクは詐欺師と言っても、悪徳詐欺師を騙して被害者の金をすべて奪い返す善良なキャラクターだ。
幽霊が見えるというキム・ウクを演じるにあたって、コ・スはあまり深く考えずに「生きている人間がいれば幽霊もいる」という設定を受け入れたと語っている。
さらに彼は、撮影しているときは幽霊が消える瞬間がどうなるか想像ができなかったようで、後でCGで編集された映像を見て驚いたという。
そんなコ・スが人情派詐欺師のキム・ウクを演じるにあたって、行動や話し方を無理に作りすぎないように気を付けたと語った。
劇中でキム・ウクは、いろいろな事情を抱えている周りの人たちの声に耳を傾けて手助けをしている。
そんなキム・ウクの相棒であるハッカーの役を演じたのは、『新感染ファイナル・エクスプレス』で女子高生役で好評を得た女優のアン・ソヒだ。
ドラマの中で、2人の年の差コンビが見せる心温まるストーリーがとても魅力的である。その中でも、コ・スが一番印象に残っているシーンは、物語の終盤の母親とのシーンだという。
その場面でキム・ウクが母親に対して感じたことを素直に表現するのだが、コ・スは特に作りこんだりしないで、演じながら感じたことを自然に表現できればと思ったという。
これまでに、『オクニョ 運命の女(ひと)』や『コッパダン~恋する仲人~』などに出演しているコ・ス。
もし、彼が今後時代劇に出演するとしたらどんな役に扮するのだろうか。またコ・スの時代劇での演技が見れることを楽しみに待っていたい。
文=大地 康
■【関連】『オクニョ』の撮影のときにコ・スが意識していたこととは?
前へ
次へ