終盤を迎えた『花郎』でパク・ソジュンの演技が恐ろしい殺気を放ってくる!

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NHK・BSプレミアムで日曜日午後9時から放送中の『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』は、10月3日で第17話となる。全20話の予定なので、残りはわずかだ。いよいよ物語は佳境に入ってきた。

パク・ソジュンが演じるソヌはエリート組織の「花郎」で本来なら異端児なのだが、彼は自ら国王であると名乗り出ている。それは、実権を持っている只召(チソ)太后から、「アロを守りたければ国王のふりを続けよ」と言われているからだ。

実際にはパク・ヒョンシクが演じているジディが真興王(チヌンワン)なのだが、ジディは事情があって自ら国王であることを明かせない。

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このあたりのジレンマがどう解決されていくのか。それが今後の『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』で特に大事な局面になっていく。
それにしても、ソヌを演じるパク・ソジュンとアロに扮するAra(コ・アラのこと)の演技がますます哀愁を帯びてくる。

『花郎』でソヌに扮したパク・ソジュン

ドラマの正念場

ソヌが「花郎」に入って生きる目的になっているのは、親友のマンムンを死に追いやった奴に復讐をすることだった。そのカタキが国王なのだとソヌは思い込んでいるのだが、ソヌとジディの間に入って苦悶しているアロにとって、ソヌが勘違いの末に復讐を遂げたときが一番の悲劇なのであった。それだけに、ソヌの究極のカタキがジディでないことを心から願っている。

しかも、彼女はジディに求愛されており、二重にわたって容易に解決できない難問を抱えている。

結局、終盤を迎える『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』は、国王になりすましているソヌがどういう形で真実に気づき、アロとの愛を無事に成就させていくのかがストーリーのクライマックスになっていく。

そういう意味でも、終盤に向けてますます目が離せなくなった『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』だが、ワイルドな演技を続けてきたパク・ソジュンがさらに恐ろしい殺気を随所に見せてくるに違いない。

まさにドラマは正念場となる。そのときのパク・ソジュン、Ara、パク・ヒョンシクの三者三様の競演ぶりが本当に見モノである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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