『怪物』ジュウォン役ヨ・ジング、タイトルで感じたドラマの印象は?

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2021年に放送されて話題となったドラマ『怪物』で、安定した演技を見せた俳優ヨ・ジング。この作品で、俳優シン・ハギュンと共演した彼は、ハン・ジュウォンという警察官の役を演じた。

これまでに、『王になった男』や『スタートアップ:夢の扉』といったい多様な作品で、様々な演技を披露してきたヨ・ジング。

彼は、撮影前にドラマのタイトルを初めて聞いたときは、2006年公開の映画『グエムル-漢江の怪物-』のように、作品の中に本物の怪物が登場すると思っていた。

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しかし、その後、台本を読んだことでポスターのキャッチコピーにもある『怪物は、俺か、おまえか』というメッセージが投げかけられていることに気づいた。

その意味を理解してからは、ヨ・ジングは自身が演じたジュウォンのように、「人は誰もが怪物のような一面を持っているのでは」と考えるようになった。

ヨ・ジング

現場の雰囲気を生かした演技

ヨ・ジングは役になりきるために、自分とジュウォンを比べてみたが、似ている部分はほとんどなかったそうだ。

ヨ・ジングは、どうしたらジュウォンのように周りの人と距離を取って生きられるのかと考えたが、なかなか理解できずにどう表現するかとても悩んだという。

そのように、悩みながらもジュウォンとして撮影に臨んだ彼は、共演したイ・ドンシク役のシン・ハギュンと息ぴったりの演技を見せており、現場の雰囲気をしっかりと生かしながら役になりきっていた。

そんな『怪物』に登場する数々のセリフの中で、ヨ・ジングの印象に残ったのは第1話のドンシクがジュウォンに嫌味っぽく言った「坊ちゃん、爽やかだなぁ」というセリフだった。

時代劇だけでなく、現代劇でも多くの活躍を見せているヨ・ジング。どんな作品に出演しても、彼自身にしかできない演技で視聴者を最後まで楽しませてくれる。

今後も、ヨ・ジングの活躍に注目したい。

文=大地 康

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