韓国時代劇には様々な作品があるが、その中で今回は朝鮮王朝16代王・仁祖(インジョ)の時代を舞台にした時代劇を紹介しよう。
2021年5月10日からBS-TBSで放送されている時代劇『チュノ~推奴~』。俳優のチャン・ヒョクが主人公のイ・テギルを演じるこの作品は、17世紀中期の朝鮮王朝を舞台としているが、この時代を統治していた王は16代王・仁祖(インジョ)である。
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17世紀中期の朝鮮王朝というと、20万の清の大軍に責められた朝鮮王朝が降伏したときだ。
このとき、王である仁祖は清の皇帝の前で地面に頭をこすりつけて謝罪するという最大の屈辱を受けている。
その仁祖には3人の息子がいたのだが、その息子たちはみんな人質として清に連れていかれてしまった。そのうちの1人が長男の昭顕(ソヒョン)世子だ。『チュノ~推奴~』ではカン・ソンミンという俳優が演じていた。
さらに、現在テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『馬医』にも、ドラマの最初のほうに仁祖や昭顕世子が登場していた。
その『馬医』で仁祖をソヌ・ジェヌク、昭顕世子をチョン・ギョウンという2人の俳優がしっかりと演じていた。
それから2015年放送の『華政[ファジョン]』もその1つで、仁祖役を務めていたのは俳優キム・ジェウォンだ。
以上のように、様々な作品で仁祖の時代が描かれている。もちろん。ほとんどの作品では主要人物の1人として描かれているが、『馬医』みたいにそうじゃない場合もある。
さらに上記以外にも、アン・ホンジンが王になる前の仁祖の綾陽君(ヌンヤングン)を演じた『王の女』、キム・チャワンが仁祖を演じた『イルジメ〔一枝梅〕』などがある。
それぞれの作品を見比べてみれば、俳優ごとに違った印象の仁祖が見れて面白いかもしれない。
文=大地 康
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