ドラマ『哲仁王后』最終回17.4%で有終の美。最後まで視聴者を魅了した理由は?

2021年02月15日 作品情報 #新作ドラマ
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話題が尽きなかった韓国tvNドラマ『哲仁王后』(原題)が有終の美を飾った。

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2月14日に放送された最終回(第20話)の視聴率は、首都圏平均18.6%・最高20.5%、全国平均17.4%・最高19.3%で自己最高記録を更新。地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位となった。これはtvNドラマ史上5番目に高い記録となる。

激しい死闘の末、居場所を取り戻したキム・ソヨン(演者シン・ヘソン)と哲宗(演者キム・ジョンヒョン)、そして無事に現代に帰ったチャン・ボンファン(演者チェ・ジンヒョク)まで。3人にとってこの上ないハッピーエンドだった。

「フュージョン・コメディ時代劇」を掲げた『哲仁王后』は、その真価を見せてくれた。

厳しい規律の中で生きる王妃キム・ソヨンの体に現代の浮気男の魂が宿るという想像力のもと、彼女の“宮殿サバイバル”を時にユーモラス、時にアイロニカルに描きながら視聴者の笑いを誘った。

「タブーと枠、偏見の中で我々はどう遊ぶのかに集中し、自分らしさを失わずにタブーとの境界を越えながら状況を克服していく姿を描こうとした」という脚本家チェ・アイルの言葉通り、単に
「性別チェンジ」の面白さにとどまらず、「人と人」としての理解と尊重を見事に描いている。

(写真=tvN)

それに、戦友愛を彷彿させるキム・ソヨンと哲宗の”ノータッチ”ロマンスが、新鮮なときめきを届けた。

また、斬新な設定を笑いに昇華させた俳優たちの熱演こそ、レジェンドを完成させた原動力だった。

キム・ソヨン役の女優シン・ヘソンは、彼女がおかれたあらゆる状況と感情の起伏を巧みな演技で表現し、前代未聞のキャラクターを誕生させた。

2つの顔を持つ王様・哲宗に扮したキム・ジョンヒョンも、存在感を放った。ユーモラスとシリアスを自由自在に操る演技で物語の軸をしっかり支えている。

毎回のように名場面を生み出したシン・ヘソンとキム・ジョンヒョンの神がかったコンビぶりは、これまで見たことのない“レジェンド級”という称賛が相次いだ。より良い明日のために自分のいる場所でベストを尽くす彼らの姿は、面白さ以上の余韻を残しながら『哲仁王后』に完璧なピリオドを打った。

(構成=韓ドラ時代劇.com編集部)

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