今年、日本のテレビ局でも韓国時代劇がたくさん放送されたが、その中でも特に面白かったのが、NHKの総合テレビで放送された『100日の郎君様』だった。
このドラマは、ド・ギョンスが王宮の世子と庶民という二つの身分を演じて好評を博していたが、男性のキャストの中では重要な役割を演じたキム・ソンホもとても人気が高かった。
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彼は、明るい雰囲気を持ったイケメンで、注目度も急上昇している。最新作は現在ネットフリックスで配信されている『スタートアップ:夢の扉』である。
このドラマでは、ナム・ジュヒョクやペ・スジが共演している。若者たちがIT企業を立ち上げていく物語であり、キム・ソンホもセンスがいいビジネスマンを演じて主役の一人を担っている。とにかく、爽やかなルックスが目立っており、それでいて演劇で鍛えた演技力で若い出演陣を巧みに引っ張っている。これほど大活躍しているので、ファンをどんどん増やしている。
そんなキム・ソンホが、『100日の郎君様』で演じたのがチョン・ジェユンという漢城府(ハンソンブ)の役人だった。この漢城府というのは、どんな役所だったのか。わかりやすくいえば、漢城府は都を統括する官庁だった。
朝鮮王朝の都は現在のソウルで、当時は漢陽(ハニャン)と呼ばれた。ただし、漢陽は城郭によって囲まれていたので漢城(ハンソン)とも言われており、官庁の名前が漢城府になったのである。そして、漢城府は、漢陽の司法、行政、治安を担当した。
その漢城府の役人だったチョン・ジェユンに扮したのがキム・ソンホであり、ピンチに陥った主人公の世子を助ける役柄だった。しかも、クライマックスに向けてジェユンは本当に重要な人物となっていく。
このように、キム・ソンホはド・ギョンスと共に『100日の郎君様』を大いに盛り上げた。しかも、彼は韓服がとても似合っており、時代劇でも存在感があって頼もしい。『100日の郎君様』でも、キム・ソンホの演技に注目しよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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