チョン・イルが『ヘチ』で演じて英祖の好感度が上がった!

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NHKのBSプレミアで放送され、6月3日にはDVD-BOX1が発売となったドラマ『ヘチ 王座への道』。主演のチョン・イルがこれまで出演したドラマを見ていると、いつも柔らかいイメージに包まれて心地よくなってくる。

これはもう、チョン・イルが天性のセンスを持っているからだ。それだけに、彼が『ヘチ 王座への道』に主演したときも大いに期待した。

この作品は、チョン・イルが兵役で長い服務を終えたあとに主演している。

兵役を終えると俳優もイメージが変わる場合が多いのだが、チョン・イルはそうでなかった。以前と同じように彼は柔らかい包容力を持って演じていた。

振り返ってチョン・イルが出演した時代劇を見ると、韓国で視聴率が40%を超えて社会現象まで巻き起こした『太陽を抱く月』が思い出される。

このドラマでチョン・イルはヤンミョンという王族の役に扮していた。

そのときの立ち居振る舞いが王族にピッタリで、役によくとけこんでいた。主役ではなかったが、存在感が際立っていた。

そして、今度は主役として時代劇の分野に戻ってきた。

チョン・イル

『ヘチ 王座への道』の脚本を書いたのは『イ・サン』や『トンイ』という傑作を書き上げたキム・イヨン作家である。これほどの大物が脚本を担当しただけに、『ヘチ』のストーリーも本当によくできている。

しかも、テンポがとてもいいので、視聴者は次々に変わっていくシーンを堪能できたのではないだろうか。

究極的にいえば、このドラマは、低い身分の血を受け継いだ「歓迎されない王子」が朝鮮王朝の政治を改革するまでを描いている。

「最も低いところから始まった一番輝かしい王位継承物語」。まさに、そんな時代劇なのだ。

チョン・イルが演じたのは、若き日の英祖(ヨンジョ)である。韓服がよく似合うチョン・イルが扮して、英祖の好感度も間違いなく上がっていた。

(文=康 熙奉/カン・ヒボン)

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