ユナの“味わい深い”演技が、『暴君のシェフ』をさらに豊かに彩っている。
ユナは朝鮮時代にタイムスリップし、最悪の暴君であり絶対味覚を持つ王と出会うフランス料理シェフ「ヨン・ジヨン」役を熱演。ロマンスからコメディ、さらには生き残りを懸けたドラマまで幅広くこなし、“ラブコメクイーン”の真価を存分に発揮している。
現代に戻らねばならない運命の中で、イ・ホン(演者イ・チェミン)への想いに揺れる複雑な感情を繊細に描き出し、視聴者の共感を呼んだ。
さらに、物語を導くナレーションでも感情の機微を自然に溶け込ませ、作品の没入感を高めている。第10話のエンディングで「その時だった。私の時代、私の世界に戻れなくてもいいかもしれない、そう思ったのは」という心の声を震える呼吸とともに伝え、大きな余韻を残した。
また、機内食シーンでのコチュジャンの扱い方や、王に銃を向ける仕草、厨房でナツメを食べて種を吐き出す動作、オ・ウィシク演じるイム・ソンジェとの即興の掛け合い、さらには酔った勢いで『Come Back Home』を熱唱する場面など、数々のアドリブで作品にユーモアと深みを添えている。
ユナは『ユ・クイズ ON THE BLOCK』出演時に「小さな仕草も平凡に見えないよう工夫して“ヨン・ジヨン”を完成させたかった」と語っており、その努力がキャラクターにリアリティを与え、作品全体に生命力を吹き込んでいる。
残り2話となった『暴君のシェフ』では、ユナの最後の活躍に大きな期待が寄せられている。第11話と第12話(最終回)は9月27日と28日に配信される。
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