イ・チェミンが『暴君のシェフ』で見事に人生の大逆転を果たした。同作は、人生最高潮の瞬間に過去へとタイムスリップしたシェフ・ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)が、最悪の暴君であり絶対的な味覚を持つ王イ・ホン(演者イ・チェミン)と出会い、繰り広げられるサバイバル・ファンタジー・ロマンティックコメディだ。
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放送ごとに熱い反響を呼びながら、いよいよ最終回を控えている。
イ・チェミンは狂気を秘めた暴君であり、並外れた味覚を持つ王イ・ホンを演じた。卓越した料理の腕と芯の強い性格を持つシェフ・ヨン・ジヨンと出会い、次第に変化していく王を繊細に表現している。
当初、イ・チェミンが『暴君のシェフ』の主演に決まっていたわけではなかった。AV論争で降板したパク・ソンフンの代役として急遽投入されたのである。
準備期間はほとんどなく、演技経験の点でもパク・ソンフンと比べれば見劣りする状況だった。しかし、彼は完璧なキャラクター消化力を発揮して視聴者の心を掴んだ。
イ・ホンが美味しい料理を口にした後、陶酔するような表情を浮かべるややユーモラスな場面も軽妙にこなし、一方で暴君としての狂気を表す場面では過剰にならず繊細な感情の変化を描き出した。その巧みな演技力が、作品に深みを与えている。
この熱演に支えられ、『暴君のシェフ』は視聴率を更新し続けた。第10話では、濡れ衣を晴らしたヨン・ジヨンとイ・ホンの関係が深まるロマンスシーンが描かれ、首都圏平均15.9%・最高17.6%、全国平均15.8%・最高17.3%を記録。地上波を含め全チャンネルの同時間帯で1位を獲得した(ニールセンコリア調べ)。
これは今年放送されたミニシリーズの中で最高の視聴率である。さらに、見逃し配信を提供するNetflixでも連日1位を独占。Netflix公式視聴ランキングサイト“TUDUM”によれば、『暴君のシェフ』は“グローバルTOP10 TV(非英語)部門”(9月8日~14日付)で1位を記録した。
OTTランキングでトップを獲得し、高い話題性を裏付けるように、『暴君のシェフ』の人気は圧倒的である。
Kコンテンツ分析機関・グッドデータコーポレーションによれば、『暴君のシェフ』は4週連続でTV・OTTドラマ話題性ランキング1位を記録した。主演のイ・チェミンとイム・ユナも出演者話題性ランキングで上位に名を連ねている。
さらに、“ブランド評判 2025年9月ビッグデータ分析”では、イ・チェミンが堂々の1位に輝いた。
これは、8月23日から9月23日までに放送されたドラマ、映画、OTT出演俳優100名を対象にしたビッグデータ分析の結果で、最も高い評価を得たのである。
イ・チェミンに続いて、イ・ビョンホン、チュ・ヨンウ、イ・ジヌク、マ・ドンソクらが順位に入った。
韓国企業評判研究所のク・チャンファン所長は「『暴君のシェフ』で緻密な感情演技を披露し、視聴者の関心を集めたイ・チェミンのブランドが1位に分析された」とコメントした。
このように与えられたチャンスを逃さず掴み取ったイ・チェミンは、キャラクターを完全に自分のものとし、見事に人生の大逆転を成し遂げたのである。
(記事提供=OSEN)
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