『トンイ』監督はハン・ヒョジュの主演をどのように説得したのか

このエントリーをはてなブックマークに追加

傑作『トンイ』を演出したイ・ビョンフン監督は「韓国時代劇の巨匠」としてあまりにも有名だ。これほど実績がある彼は、『トンイ』を作る時にキャスティングで様々に工夫を凝らした。特に重視したのは、若い年齢層に時代劇を見てもらうために、若いスターを起用するということだった。そこで白羽の矢を立てたのがハン・ヒョジュだった。

【関連】『トンイ』の主演女優たち、今何してる?4人の近況をまとめて紹介!

彼女は2009年に『華麗なる遺産』でヒロインを演じて大人気となっていた。まさに国民的な若手スターに成長していて、イ・ビョンフン監督もハン・ヒョジュを『トンイ』の主人公に起用したいと熱望した。

しかし、若い俳優は時代劇にあまり出たがらないという事情があった。なぜなら、時代劇は撮影期間が長く、衣装合わせと髪型に時間がかかり、地方の撮影現場にまで行かなければならなかったからだ。

そういうことがよく知られていたので、若い俳優は時代劇の出演を躊躇する傾向があった。それはハン・ヒョジュも同じだったが、イ・ビョンフン監督は熱心に彼女を説得した。

その際に時代劇に主演する利点をいくつも挙げた。まずは、若手俳優が演技をさらに高められるドラマになるということ。イ・ビョンフン監督が丁寧に指導することが大きかった。

『トンイ』
ハン・ヒョジュとイ・ビョンフン監督

時代劇に主演する利点

さらに、イ・ビョンフン監督は女優を際立たせる監督としても有名だった。それゆえ、彼は自分が監督をやればハン・ヒョジュをもっと輝かせることができると自信を持って語った。加えて、楽しく撮影ができるようにすることも約束した。ここまで説明して、イ・ビョンフンはハン・ヒョジュの心を動かした。

熟慮したハン・ヒョジュは『トンイ』のヒロインを受けることを承諾した。実際に撮影が始まる前に2カ月間もたっぷり時間をかけてイ・ビョンフン監督はハン・ヒョジュを指導している。特に時代劇は発声が大事なので、そのことも強調した。そのおかげもあって、ハン・ヒョジュは『トンイ』の主役を立派にこなして、ドラマは大成功した。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】『トンイ』韓国放送時に世間を賑わせた「珍事件ベスト5」

【関連】【トンイの真実】美化されたドラマ。本当は恐ろしかったトンイの「裏の顔」

【関連】『トンイ』の女優たちは今も仲良し!12年ぶりに初の友情旅行

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事