『エスクワイア』主演イ・ジヌクが語る「視聴率10%超えでシーズン2を正式に支援します」

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韓国JTBC新ドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』、よりリアルな弁護士たちの物語でお茶の間に多彩な彩りを添える。ソウル・九老区のザ・リンクホテルにて、『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の制作発表会が行われた。

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イベントにはキム・ジェホン監督をはじめ、俳優のイ・ジヌク、チョン・チェヨン、イ・ハクジュ、チョン・ヘビンが出席し、作品への思いを語った。

『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』は、正義感が強くて芯のある性格ながらも、社会経験に乏しい法律事務所ユルリムの新人弁護士カン・ヒョミン(演者チョン・チェヨン)が、どこか冷淡で近寄りがたい雰囲気を放つ一方で、腕前は一流のパートナー弁護士ユン・ソクフン(演者イ・ジヌク)との出会いを通じて、真の弁護士として成長していく様子を描いたオフィス成長ドラマである。

チョン・チェヨンとイ・ジヌク

キム・ジェホン監督は本作について「法廷成長ドラマ」と表現し、「訴訟当事者だけでなく、ユルリムの訴訟チームであるソクフン、ヒョミン、ジヌ、ミンジョンらが様々な案件を担当しながら、ひとつずつ問題を解決し、共に成長していく。自らを見つめ直し、内省する過程も描いている」と語った。

イ・ジヌクは、ユルリム訴訟チームのパートナー弁護士ユン・ソクフン役を務める。彼は「非常に合理的な人物で、すべてに明確な答えを持ち、決断も速い。冷静な中に創造的な論理を持つキャラクター」と紹介した。

また、「普段の自分はあまり笑わないが、人を笑わせるのは好き。でもこの作品では笑ってはいけない職業柄、自分の本来の姿を見せられなかった。セリフ量も多く、普段使わないような言葉が多く、正確な言い回しが必要だったので、序盤はまるで勉強のように台本を読み込んだ」と撮影初期の苦労を明かした。

これまで『Sweet Home-俺と世界の絶望-』シリーズや『イカゲーム』など、ファンタジー要素の強い作品で強烈な印象を残してきたイ・ジヌクは、「もともと想像や空想が好きでファンタジー作品も合っていると思っていたが、だからこそ地に足の着いた作品が必要だと感じた。今回の弁護士役は、非常に現実的で合理的なキャラクターであり、現実を演じることが生活の中にも良い影響を与えている。友人たちにも“話し方がうまくなった”と言われる」と語った。

左からイ・ハクジュ、チョン・ヘビン、キム・ジェホン監督、チョン・チェヨン、イ・ジヌク

チョン・チェヨンは、ユルリム訴訟チームの新人弁護士カン・ヒョミン役を演じる。彼女は「非常に正義感が強く、しっかりとした性格の人物である。複数の法律事務所から注目される優秀な人材だが、社会に出たばかりの新人ということもあり、ときおり不器用で見落としもある。だが、常に危機の瞬間にそれをチャンスへと変える粘り強さを持っており、成長していくキャラクターだ」と紹介した。

初めて法廷ドラマに挑戦することになったチョン・チェヨンは「初めて弁護士役を演じるのでとても緊張しているし、感慨深い。実際かなり不安もあった。法律用語は普段使う言葉ではなく、初めて接する分野なので、知らない単語ばかりだった。そのため撮影前から生活習慣を非常に健康的に改め、台本をしっかり勉強するつもりで臨んでいる」と語った。

ユルリム訴訟チームのアソシエイト弁護士イ・ジヌ役を演じるイ・ハクジュは、少し緊張した様子で「イ・ジヌは中間役…」と口を滑らせ、場を和ませた。続けて「先輩ではあるがキャリア3年目。先輩としてできることはやり、難しいことはさらに上の先輩に尋ねる、そんな人物。チームのムードメーカーでもある」と説明した。

チョン・ヘビンはユルリム訴訟チームのアソシエイト弁護士ホ・ミンジョン役として、お茶の間に復帰する。彼女は「孤独で苦しい過去を経て遅咲きの弁護士になった。実年齢と同じで40代に入ったばかりの設定であり、視聴者に夢と希望のメッセージを届けられる、チームの母親のような存在」と語った。

2022年の出産以降、久々に長編ドラマに復帰することになったチョン・ヘビンは「昨年は単発ドラマで少し顔を出しただけだったが、今回は毎日ときめきと楽しさを感じながら撮影に臨んでおり、久しぶりという感覚はなかった。撮影の日々はあっという間に過ぎ、多くの俳優たちと息を合わせることができて嬉しかった」と感想を述べた。

さらに「ミンジョンのキャラクターは多面的である。過去のエピソードを通じてさまざまな姿が描かれる。過去の姿から変化していく過程で、キャラクターとしての成長を見せる時間になるだろう。私の姿を通して、多くの女性たちが“まだ遅くない”という気持ちを抱き、共感してくれるのではないかと期待して、登場の順番を待っている」と語り、関心を集めた。

左からイ・ハクジュ、チョン・ヘビン、チョン・チェヨン、イ・ジヌク

出演者たちは互いのキャラクターを紹介する時間も設けた。

イ・ジヌクはチーム長役として、新人弁護士役のチョン・チェヨンについて聞かれると、次のように語った。

「息はぴったりだった。チョン・チェヨンが演じるのは新入りの弁護士で、かなりユニークなキャラクターである。エリート中のエリートでありながら、遅刻のせいで国内最高峰の法律事務所から不合格になったという異色の経歴を持つ。わがチームに配属された当初は歓迎されなかった。私のキャラクターが冷たく厳しい性格だからである。ただ、彼女は非常に優れた能力で多少の欠点を乗り越え、最終的にはみんなに愛される存在になる」

これを受けて、チョン・チェヨンはイ・ジヌクが演じるキャラクターについてこう述べた。

「初めはとても冷徹に見えるが、物語が進むにつれて徐々に心を開いていく。ともに事件を解決する中で、ヒョミンにとって最も人間味あふれる弁護士だと感じさせる存在になる」

また、イ・ハクジュはチョン・ヘビンが演じるキャラクターについて次のように語った。

「ホ・ミンジョン弁護士は、僕と同期で離婚専門の弁護士である。訴訟チームの中でも特に優秀で、個別の案件も多く抱えている。物語が進むと、4話以降に彼女にまつわる深いエピソードが登場するので注目してほしい」

一方、チョン・ヘビンはイ・ハクジュのキャラクターについて、こう紹介した。

「ジヌは愛にあふれた人物で、温かい家庭でたくさんの愛を受けて育った末っ子という設定。訴訟チームの中でも仲間に愛を分け与える存在で、誰かが困っていたり、情報を伝える必要がある時には率先して動く、欠かせない存在である」

さらに、キム・ジェホン監督は、これまでに数多く描かれてきた弁護士ドラマと『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の差別化ポイントについて、次のように語った。

「監督人生はまだ長くないが、いわゆる法廷ドラマと呼ばれる作品はこれで2作目である。『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の脚本を初めて読んだとき、最初に頭に浮かんだのは“これは本物だ”という確信だった。それほど訴訟のケースが緻密かつリアルで、表現するには高いレベルのドラマであると言える。1話完結型のエピソード構成で、全12話で12の異なるエピソードが展開される。それぞれのエピソードには“愛”というテーマが広義の意味で込められており、さまざまな形の愛に傷ついた人々と、その傷を訴訟を通じてそっと癒そうとする弁護士たちの姿こそが、『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』最大の特徴であると自信を持って言える」

『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の制作発表会の出演者たち

一方で、前作となるパク・ボゴムとキム・ソヒョン主演の『グッドボーイ』が好評のうちに幕を閉じたことに関連して、プレッシャーはないかと問われたキム・ジェホン監督は、「前作の反響に対してプレッシャーがないと言えば嘘になる」と正直に明かしつつも、「ドラマというものは絶対評価されるべきものだと考えている。だからこそ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』単体で良い評価が得られるよう、真摯に取り組んできた」と語った。

視聴率公約について問われると、「これはチャンネル側と話し合ったものではなく、あくまで個人的な願望だが、ぜひシーズン2をやりたい」と希望を述べた。

それに対し、イ・ジヌクは「視聴率が5%を超えたらやりますか?僕はやりたい」と応じ、「10%を超えたら正式に僕が支援しますよ」と笑顔で力強く同意した。

また、同じ時間帯に放送される韓国tvNの弁護士ドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』と競合することについて、キム・ジェホン監督は、「演出家として放送時間帯の編成は私がどうこうできるものではない」と前置きしつつ、「ただ、物語の視点で見ると、『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』の脚本家も現役の弁護士であることから、よりリアルな法曹の世界を描いている。『瑞草洞<ソチョドン>』が“瑞草洞法曹タワー”を舞台にしているのに対し、こちらは“律林(ユルリム)”という韓国5大ローファームの1つに属する大手法律事務所が舞台なので、物語構造そのものに違いがある。細やかで現実味あるケースを通して、差別化が図れると思っている」と強調した。

チョン・ヘビンは『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』を「愛を描いた物語」と表現し、「恋愛がきっかけで喧嘩が起きたり事件が発生したりする。そうした出来事をどれだけ繊細に描けるかを、このドラマを通じて多く学んだ。それぞれ役割はあるけれど、人との関係について、改めていろいろと考えさせられるきっかけになった。愛について深く考え直せる作品だった」と述べたうえで、「このドラマは、さまざまな色を持つ“愛”が織りなす虹のようなもの。全12話、それぞれのエピソードごとに異なる“色”を感じられるはず」と語った。

それを受けて、キム・ジェホン監督も「個人的にも自信がある作品だ。ぜひじっくりと観ていただければありがたい」と胸を張り、期待を高めた。

なお、『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』は、8月2日夜10時40分より韓国JTBCにて初回放送される予定である。さらに、8月3日よりNetflixで独占配信がスタートする。

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