テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ホジュン~伝説の心医~』。キム・ジュヒョクが主人公ホ・ジュンを演じているが、後にライバルとなるのがユ・ドジである。ナムグン・ミンが扮している。
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ユ・ドジは地方の偉大な名医と称されたユ・ウィテ(演者ペク・ユンシク)の息子だ。非常に出世欲が強くて、科挙を受けて王宮の御医になるのが夢であった。
一方、ホ・ジュンはユ・ウィテに弟子入りしているのだが、彼はユ・ドジが都で科挙を受けるときに付き添いで同行することになった。
ユ・ドジは大変優秀であり、科挙に受かるのは間違いなかった。それでも準備を怠ることがなく、都で科挙を待つ間もしっかりと勉学に励んでいた。
そして、試験でもユ・ドジは抜群の成績を収めた。彼自身はもう合格を確信していた。しかし、結果発表を見たときに信じられないことが起きた。合格者名簿にユ・ドジの名前がなかったのである。
「絶対に納得できない」
ユ・ドジが憤慨していたら、ようやく事情がわかってきた。実はユ・ウィテもかつて科挙を受けていたのである。もちろん、最高の成績で合格間違いなしと思われたが、ユ・ウィテは不合格となった。それは、内医院の実力者がユ・ウィテのあまりの能力に驚いて意図的に不合格にしたのだ。医療技術が優れた者を採用すると自分の身が脅かされるからだ。
そして今度もユ・ドジは父と同じ目に遭ってしまった。むしろ、ユ・ウィテの息子であることが判明した段階でユ・ドジは不合格になっていた。そういう意味で、王宮の内医院というところは本当に優秀な者を合格させない悪弊があった。
すべてを知ったユ・ドジは落胆し、投げやりになってしまった。そんな彼を必死に励ましたのがホ・ジュンであった。彼はイ・ダヒ(演者パク・ウンビン)と結婚し、新しい人生に踏み出した。その一方で、ユ・ドジは酒に溺れて自暴自棄になってしまった。
ホ・ジュンとユ・ドジの関係がこれからどうなるのか。本当にライバル対決が楽しみであり、ナムグン・ミンがこのユ・ドジを理知的に演じている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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