テレビ東京の韓流プレミアでは4月30日から『ホジュン~伝説の心医~』の放送が始まった。このドラマは、韓国MBCで2013年3月から9月まで放送された作品である。
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もともと、1999年に大人気となった『ホジュン~宮廷医官への道~』をリメイクしている。オリジナル版は、韓国時代劇の歴代最高視聴率63.7%を記録しているが、そんなレジェンド作品が新しい解釈で再びドラマ化されたのだ。
脚本を書いたのはオリジナル版と同じくチェ・ワンギュ。また、オリジナル版は「韓国時代劇の巨匠」といわれるイ・ビョンフン監督が演出をしたが、今回はキム・グンホンとクォン・ソンチャンが担当している。
そして、ドラマが取り上げているのは、2009年にユネスコの世界記録遺産に登録された医学書『東医宝鑑』を作成した名医の許浚(ホ・ジュン)である。
この『東医宝鑑』は朝鮮王朝だけでなく、中国、日本、ヨーロッパにまで鳴り響いた全25冠の名著であり、ここで紹介された医学的知識は、現代人もいまだに享受していると言われている。
今まで許浚の成し遂げた業績は、どれだけ多くの人の命を救ったことか。それほど傑出した偉人を主人公にしたのが『ホジュン~伝説の心医~』なのである。
物語を見てみよう。主人公ホ・ジュンは名門の家に生まれているが、庶子であったために苛烈なイジメを受けてしまう。実際の歴史でも、庶子は重要な官職に就くことはできなかった。当時の身分制度ではどんなに優秀な人でも庶子は冷遇されたのである。
そういう苦しい境遇の中でも、ホ・ジュンはたゆまぬ努力で名医となった。その波乱万丈な人生を『ホジュン~伝説の心医~』は丁寧に描いている。
出演陣は、大人気時代劇『武神』で活躍したキム・ジュヒョク、『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』で強烈な王妃を演じたパク・ジニ、『恋人~あの日聞いた花の咲く音』で最高の演技を披露したナムグン・ミン、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で大ブレークしたパク・ウンビンなどとなっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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