Netflixで同時配信中のドラマ『シスターズ』が、いよいよ新章に突入する。
それぞれ違う場所から始まり、「ウォンリョングループ」という一地点に集まった三姉妹。彼女たちに近づいた青い蘭と情蘭会に関するミステリーは、回を重ねるごとに深まっている。
そんな『シスターズ』の新章を控え、脚本家のチョン・ソギョンがドラマに関する率直な話を伝えた。
『シスターズ』を執筆するにあたって「最も小さな物語と、最も大きな物語の調和」にこだわったというチョン作家。彼女は「社会の底に流れる最も巨大な話と、私たちの日常を漂う最も小さくて具体的な話を同時に存在させたかった」とし、「12話が進む間、姉妹たちを前進させ、成長させたかった」とも強調した。
キム・ゴウンが演じる長女オ・インジュを見て「これが本当のインジュなんだな」と感じたチョン作家は、「インジュは大金を見ては欲を出し、怖がり、あっけない夢も見る人物だ。キム・ゴウンさんは時には台風のように激しく大胆に、時には宝石細工師のように正確かつ几帳面に演技をする。だからインジュは多面カットが施された宝石のように、豊かに輝くキャラクターになった」と称賛を惜しまなかった。
ナム・ジヒョン扮する次女のオ・インギョンについては「私はインギョンを冷たくて理性的なキャラクターに描いたと思ったけど、ナム・ジヒョンさん熱い情熱と深い愛の顔を加えた。長年の経験で培った演技力で、信じられないほど丈夫な顔を作り出した。インギョンはゆっくり前進する。だから私たちはこの物語を後ろから押してきたのがインギョンであることを、後になって気づくことになる」と紹介した。
末っ子のオ・イネを演じるパク・ジフについては「成長期の神秘的な魂を荒々しくも静かに表現できる力を持った」と言いながら、「周囲で吹き荒れる激しい風の中、淡々としたイネの顔を見れば姉たちがなぜこの子を守ろうと全てをかけるか納得できる」と付け加えた。
感性を象徴するインジュ、理性を象徴するインギョン、そして魂を担当するイネまで。
それぞれ異なる姿を持つ三姉妹は、視聴者から多彩な解釈を引き出した。ネット上に寄せられた応援と共感の声は、『シスターズ』を楽しむもう1つの方法となっている。
チョン作家は「前半では三姉妹が各自の前に置かれたドアを開き、新しい世界に入った。彼女たちはそれぞれが望むものを得られるか、また、バラバラになった三姉妹がどのようにお互いを再発見し、関係を取り戻すかが後半部の見どころになるはずだ」と伝えた。
最後には「三姉妹の物語を見守ってくださる視聴者に感謝を申し上げる。彼女たちに共感すればするほど難しく、時には耐えがたい時もあるのを分かっているので、なおさらだ。これからは三姉妹が各自望むものを手にするための闘いが本格化する。結局は、全員が自分のやり方で行こうとしたところに到達する。そこはどこなのか、そこに行くためにどんな闘いをするか、最後まで見守っていただくと、絶対に後悔はないと思う」と呼びかけ、新章のさらなる盛り上がりを期待させた。
(記事提供=OSEN)
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