Netflixで視聴できるだけではなく、最近はテレビ東京の韓流プレミアでも始まった『不滅の恋人』。
2018年5月に韓国で『不滅の恋人』が初放送されたとき、スケールが大きいストーリー展開が話題になった。それもそのはずで、演出を担当しているのがキム・ジョンミン監督だった。
この監督の代表作といえば『王女の男』だ。パク・シフが主演して大評判になった時代劇だが、音楽がオペラ仕立てで盛り上げ方が見事だった。
キム・ジョンミン監督は『不滅の恋人』でも独特の演出スタイルを見せて、ドラマを壮大に仕上げている。それだけに、見ていても本当に楽しい。
キャスティングもとてもいい。『製パン王キム・タック』で驚異的な視聴率をあげたユン・シユンと、『オクニョ 運命の女(ひと)』で一躍“時代劇のヒロイン”になったチン・セヨンが主役カップルになっている。この2人に強烈な個性を持つチュ・サンウクが加わっている。すばらしい顔触れだ。
ドラマの設定はどうなっているのか。
メインのストーリーは、ライバル心をむきだしにする王子2人が、1人の女性をめぐって激しく対立するというものだ。2人の王子には歴史上のモデルがいて、4代王・世宗(セジョン)の二男・首陽大君(スヤンデグン)と三男・安平大君(アンピョンデグン)が該当する。
その中で二男はイ・ガンとなってチュ・サンウクが扮していて、三男がイ・フィとなってユン・シユンが演じている。
実際の歴史でも火花を散らした2人の王子が、『不滅の恋人』ではどのように描かれているのか。そして、チン・セヨンが演じるヒロインが、王子の愛をどう受け取めていくのか。
そのあたりをキム・ジョンミン監督は巧みな演出でスリリングに描いている。さらに、序盤から興味深いエピソードが満載でグイグイ引き込まれる。
そんな韓国時代劇『不滅の恋人』が、テレビ東京の韓流プレミアで6月19日から放送されることになった。時間は毎週月曜日~金曜日の朝8時15分~9時11分である。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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