ディズニープラス(Disney+)のオリジナルシリーズ『メイド・イン・コリア』が12月17日、作品の見どころと制作記映像を公開した。
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●野心が交錯する“歴代級キャラクター”の濃密な物語
1970年代、混乱と飛躍が同時に存在していた韓国を舞台に、国そのものを収益モデルとして富と権力の頂点を目指す実業家ギテ(演者ヒョンビン)と、彼を執念深く追い詰める検事ゴニョン(演者チョン・ウソン)が、時代を貫く巨大な事件と対峙する『メイド・イン・コリア』。
最初の注目ポイントは、欲望で複雑に絡み合うキャラクター同士の関係性と、張り詰めた対立構図を描いた密度の高いストーリーだ。
脚本家パク・ウンギョが「互いにフルパワーでぶつかり合えるキャラクター」と語るように、野心に満ちた人物たちの激しい衝突は、シリーズ全体に緊張感をもたらし、息つく暇のない展開を予感させる。
ヒョンビンは「これまで演じた役の中でも、最も欲望が直接的に表現された人物だと思う」と語り、チョン・ウソンも「台本の世界観と、その中で生まれるキャラクター同士の緊張感」が魅力だと強調。さらにカン・ギルは「これほど魅力的なキャラクターを断る俳優はいないのでは」と述べ、人物同士の欲望がぶつかり合うことで生まれる強烈なエネルギーを期待させる。
●ハイブリッドジャンルを切り開くウ・ミンホ監督の力量
2つ目は、映画『ハルビン』『KCIA 南山の部長たち』『インサイダーズ』などを手がけ、韓国近現代史を鋭い視点で描いてきたウ・ミンホ監督が、本作で初めてOTTシリーズに挑戦している点だ。
これまでの作品で培われた緻密な脚本構成、完成度の高い演出力、エッジの効いた美術、個性豊かなキャラクター造形まで、監督のノウハウが余すところなく発揮されている。
全6話構成でありながら、まるで6本の映画を観るかのようなシネマティックな体験を提供するという本作。
出演したチョ・ヨジョンは「監督はリハーサルを見て、的確なポイントを示してくれる。その指摘が鳥肌が立つほどシーンを解決してくれることが多い」と語り、パク・ヨンウは「本当にクリエイティブな演出家」と評価。ウ・ドファンも「現場で監督が誰よりもこの作品を愛していると感じた」と語るなど、俳優陣の厚い信頼が寄せられている。
●徹底した考証と演技で蘇る“あの時代”
3つ目のは、俳優陣の卓越した演技と完成度の高いプロダクションが融合し、当時の時代像をリアルに再現している点だ。
ウ・ミンホ監督は「その時代ならではの色やデザインを表現しつつ、古びて見えないようにしたかった」と語り、ノ・ジェウォンも「今でも匂いや温度を思い出す。本当に冷たく、怖く、巨大だった」と当時の空気感を振り返る。
緻密な考証をもとに設計された照明やカメラワークは時代背景に生々しさを与え、韓国国内外を行き来する大規模なロケーションの中で、人物たちの激しい衝突と欲望を鮮烈に映し出す。
『メイド・イン・コリア』は、12月24日(水)よりディズニープラスにて独占配信開始(全6話/初回2話、以降毎週水曜配信)。
(記事提供=OSEN)
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