4月5日からテレビ東京で始まる新しい時代劇!王朝を牛耳った大王が登場する

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現在、テレビ東京の韓流プレミアでは、キム・ソヒョンとナ・イヌが主演する『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』が放送されているが、その後は4月5日から『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』が始まる。このドラマは韓国KBSで2021年12月から5月まで放送された時代劇で、主役の太宗(テジョン)を演じたのはチュ・サンウクだ。

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この太宗は朝鮮王朝の3代王だが、本名を李芳遠(イ・バンウォン)と言う。1392年に朝鮮王朝を建国した太祖(テジョ)の五男であり、最初は後継者をめぐって兄弟同士が殺しあったのだが、太宗が勝ち抜いて最大の実力者になった。

しかし、すぐに自分が即位しないで、兄(太祖の二男)を2代王の定宗(チョンジョン)として即位させた。しかし、実権を握っていたのは弟の太宗であった。

彼にとって誤算だったのは、兄の芳幹(バンガン/太祖の四男)が王になりたいという野望を持って1400年に乱を起こしたことだ。しかし、芳幹はあっさりと敗退してしまった。その後、太宗はお飾りだった定宗を退位させて、自ら3代王として即位した。

朝鮮王朝が518年も続く長寿王朝になったのは、太宗が王朝の基盤を整備したことが大きかった。そんな彼の最大の協力者が妻の元敬(ウォンギョン)王后だ。

(写真提供=Monster Union)

王朝の基盤を整備した王

太宗は1382年に元敬王后と結婚しており、権力闘争のときは妻が政敵の急襲をいち早く知らせて夫を救ったりしていた。このように、頼もしい妻の元敬王后だが、やがて太宗から冷遇されて、実家も滅ぼされてしまった。

なぜ太宗はそこまでやったのか。それは、外戚を排除して王朝を長く存続させるためだった。しかし、元敬王后は絶対に夫を許せなかった。その結果、太宗と元敬王后の夫婦仲は完全に冷え切ってしまった。

太宗からしてみれば、妻の実家も危険な勢力の一つだった。それで、元敬王后の2人の兄と2人の弟を処刑したのだ。元敬王后は夫を激しく恨んだ。実際、太宗は権力を守るためにあまりに過激だった。

この太宗を主人公にする『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』。4月5日からのテレビ東京の放送が楽しみだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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