『ヘチ』歴史解説!宮中で働く女性「内人」がしていた仕事とは?

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日曜日の午後11時から放送されているチョン・イル主演の『ヘチ 王座への道』。

このドラマに限らず、大体の韓国時代劇の中には「内人(ネイン)」と呼ばれる宮中で働く女性たちが登場する。彼女たちはいったいどんな仕事をしていたのだろうか。

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「内人」とは、宮中で働く女性のうち、師である「尚宮」の下で実務を行なう女官のことである。

彼女たちは王族の身の回りの世話を担当していたのだが、その仕事は全部で8つあるが、それは以下の通りである。

『ヘチ』では「内人」の仕事をどのように描いているのか(写真=韓国SBS『ヘチ 王座への道』韓国ポスター)

女官の仕事

1、王と王妃が住む寝殿などで勤務する「至密(チミル)」

2、王の衣服や布団を作る「針房(チムバン)」

3、宮中で使われる装飾物に使う刺繍を管理する「繍房(スバン)」

4、洗濯と衣服の手入れを担当した「洗踏房(セダッパン)」

5、飲料水やお菓子を作る「生果房(セングァバン)」

6、焼酎を作る「焼酎房(ソジュバン)」

7、王や王妃の洗面水や浴槽の水を処理した「洗水間(セスガン)」

8、料理を担当する「水刺間(スラッカン)」

以上のように、女官の仕事を細かくわけて見てみたが、どの仕事もかなり大変そうであるし、それを管理する「尚宮」も大変に違いない。

その様子は『ヘチ』に限らず、どの韓国時代劇を見ても感じ取れるが、一番は『宮廷女官 チャングムの誓い』だろう。

なぜなら、このドラマでイ・ヨンエが演じたチャングムは、完全なフィクションではあるがドラマの中で医女になる前に「水刺間」で料理人として働いていたからだ。

今回の『ヘチ』でも、主演俳優の演技だけでなく、もっと視野を広げてみるとさらにドラマを面白く見れると思う。

文=大地 康

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