5月19日、Netflixシリーズ『呑金/タングム』に主演した女優チョ・ボアの合同インタビューが行われた。
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16日より配信開始された『呑金』は、朝鮮の巨商シム・ヨルグクの一人息子ホンランが記憶を失ったまま12年ぶりに家に戻ったなか、腹違いの姉ジェイだけが彼の正体を疑いながら兄弟愛なのか、恋慕なのか分からぬ感情に陥るミステリーロマンス時代劇だ。
チョ・ボアは劇中、誰よりも切実に弟の行方を追い続ける腹違いの姉、シム・ジェイ役を担当。
記憶を完全に失い秘密を抱えて戻ってきたホンランを演じるイ・ジェウクと、複雑な関係性と感情のやりとりを表現した。
演技をする上での難しさについて尋ねられると、チョ・ボアは「最初のうちは、ただ弟を捜す気持ちだけで、疑念を持った状態でのめり込んでいた。中盤からは、その人物がホンランかどうか分からないなかで、同情や共感が芽生えてきて、監督やジェウクさんともたくさん話をした。ワンカットごとに感情表現の細かさが重要だったので、大変ではありましたが、とても楽しく撮影できた」と振り返った。
イ・ジェウクとの共演についても言及し、「イ・ジェウクという俳優は、本当に情熱的で、向上心も強くて。スタッフとの接し方も素晴らしく、撮影中もたくさんリードしてくれて、頼れる存在だった」と語った。
さらに「私たちの作品は、危険な場所で撮影することもあって、安全第一で進めなければならない場面が多かった。その点でジェウクがとても頼りになった。お芝居においてもシナジーを生み出せるように、たくさん配慮してくれたと思う」と振り返った。
「現場ではどちらが先に距離を縮めたのか」という質問には、「どちらとも言えない。性格がとても良い人なので。私はすぐに打ち解けるほうだが、相手が人見知りだと少し慎重になる。でもジェウクがすごく気さくに接してくれたので、すぐ仲良くなれた」と明かした。
特に彼女は、「最初の頃は『ジェウク』『ラン』『ホンラン』と呼んでいたが、最後の頃は彼があまりにも優しく親しみやすくて、『天使ちゃん』って呼ぶようになって(笑)。それを聞いても、ジェウクは全然平気な様子だった。でも、彼は私のことをずっと『ヌナ(お姉さん)』って呼んでいた」と語った。
『呑金/タングム』は、Netflixで独占配信中。
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