『ファーストキス 1ST KISS』脚本家の坂元裕二が語る「一生の思い出になる映画を」

2025年02月25日 インタビュー #OSEN
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2025年の春を迎える期待作『ファーストキス 1ST KISS』が、脚本家坂元裕二との共通インタビューの書面質問および回答を、翻訳版と原文で公開した。

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映画『ファーストキス 1ST KISS』は、離婚の危機にある夫・カケル(演者松村北斗)を事故で失ったカンナ(演者松たか子)が、偶然にも15年前の彼と再会したことで繰り広げられる物語であり、2月26日(水)にメガボックスで単独公開される予定である。

坂元裕二は、映画に関してこう語っていた。

「映画をご覧いただき、心を込めて質問してくださった韓国の記者の皆様に、まず感謝の意を伝えたい。ぜひ機会があれば、次回は韓国で記者や観客の皆様と直接お会いできる機会があれば、この上なく嬉しい。映画『ファーストキス 1ST KISS』に多くの関心を寄せていただければ幸いだ」

続けて、「映画『ファーストキス 1ST KISS』は、一生の思い出になる映画を作ろうという話から始まった作品で、離婚の危機にある倦怠期の中年夫婦。その妻が時間を超えて、若い頃の夫を再び愛する物語だ。これは浮気なのか?それとも夫婦愛なのか?夫婦の話なのにタイトルが『ファーストキス 1ST KISS』だなんてどういうことだ?そんな矛盾した感情に胸をときめかせながら見ていただければと思い、脚本を書いた。最高のキャストと仕事ができる喜びと、塚原監督の無限のエネルギーとアイデアに触れ、私自身も完成した映画を見る日が待ち遠しくて仕方がない」と語ったのだった。

(写真=株式会社メディアキャッスル)

また、坂元裕二は「今、愛の真っ只中にいる人、愛を憧れる人、そんなこともあったなと昔の思い出を懐かしむ人、すべての人が大笑いしながら楽しめる映画になると思っている。どうか期待のハードルを最大限に上げてお待ちいただきたい」と付け加えた。

(写真=株式会社メディアキャッスル)

以下は、坂元裕二脚本家の一問一答の全文である。

Q.今回の作品『ファーストキス 1ST KISS』で結婚を主要なテーマにした理由は?

「元々他人だった2人が一緒に暮らすという形が、人間関係を描く上で面白いと思ったからである。夫婦問題は普遍的でありながら、簡単に維持できるものではないからだ」

Q.「15年前の夫と再び恋に落ちる」という印象的なログラインはどこからインスピレーションを得て、なぜこのような物語を書きたかったのか?

「まず俳優たちの組み合わせが先だった。45歳の俳優と29歳の俳優でどんな物語を作れば面白いだろうか、という考えから生まれた」

Q.『ファーストキス 1ST KISS』が映像化され、初めて見たとき、脚本執筆時には期待していなかった感動的な瞬間はいつだったか?

「2人の男女俳優がそれぞれ45歳と29歳という年齢設定に合わせて演技をした部分である。声のトーンや姿勢、動作の速度によって、これほどまでに素晴らしく表現されるとは思っていなかったので驚いた」

Q.カケルに事前に知らせて、駅でベビーカーが落ちるのを防ぎ、カケルが生き延びるという結末を考えたことはあるか?

「ほとんどのことは決まっており、何をしても同じ場所にたどり着くというテーマの下で描かれているため、その部分は変わらなかった。最終的に変わるのは、カンナが最初に望んでいたこと」

Q.作家として旺盛な創作力、均質な作品性と独創性に感嘆する。絶えず作品を生み出す秘訣は何か?日々の目標や今年のやるべきこと、一生のリストがあるのか?

「私は周囲の人々に多くの助けを受けていると感じている。自分の能力は大したものではなく、周囲の励ましを受けながら、良いものを書かなければと思わせてもらっている。期待がなければ、創作はしないかもしれない」

Q.これまでにも『愛のあとにくるもの』『ベイビー・ブローカー』『完璧な家族』など、韓国と日本の協業が何度かあったが、坂元裕二脚本家は韓国との協業に興味があるか?

「非常に興味がある。これまでにも素晴らしい韓国のクリエイターたちに出会ってきた。また、日本では経歴的にベテランだと思っているので、これからは若い世代のために、韓国と日本の創作をつなぐ架け橋の役割ができればとても嬉しい」

Q.松村北斗、松たか子両俳優の演技はいかがだったか、また脚本の魅力が特に表れていると思う部分はどこか?

「2人とも素晴らしい俳優としてすでに評価されている。私は2人の魅力を引き出すために書き、脚本を超える演技をしてくれた。特にコメディ部分では、現実感を損なわないようにするのが難しかったと思うが、そういったシーンこそ2人の繊細なバランス調整が発揮されたように感じる」

Q.作品に実際の経験を反映させることが多いのか?今回の作品ではどのような経験が反映されているのか?

「どの物語を書いても経験を生かすようにしている。経験というよりも、感情に近いかもしれない。自分の中で生まれた、笑い、怒り、泣いたときの感情を基に書いている」

Q.この映画は、人を器に見立て、心の持ちようでいくらでも幸せや愛を満たせるという希望を与えるヒーリングストーリーだが、前作との違いをつけた部分は?

「私は温かい心と寂しい心は振り子のようなもので、どちらも大切だと思っている」

Q.最後に、作家の作品が韓国でも特に人気がある理由をどう考えるか?

「もしそれが本当なら、とても嬉しい。私も韓国の作品が大好きで、もっと仲良くなりたいと思っている。私の真心や好意が伝わったのかもしれず、少し照れくさい気持ちもある」

(記事提供=OSEN)

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