俳優キム・ジフンが繊細な感情演技でキャラクターの物語に説得力を加えた。
【写真】“今年最も衝撃的な話題作”『親愛なるX』Disney+にて11月6日より配信開始!
11月6日、初回~第4話まで配信されたTVINGオリジナルシリーズ『親愛なるX』(Disney+で日本配信中)で、キム・ジフンは主人公ペク・アジン(演者キム・ユジョン)を支える元プロ野球選手出身のカフェ店主チェ・ジョンホ役を演じている。ジョンホはアジンとの関係を通じて人生の大きな転機を迎える人物だ。
不正を見過ごせず、困っている人を放っておけない正義感の強い性格。かつて仲間の危険なプレーで負傷し選手生命を絶たれたが、その相手を恨むどころか応援するほどの温かい心を持つ。
しかし、選手復帰のチャンスを掴んだ矢先、アルバイトとして雇ったアジンの策略に巻き込まれ、人生が急転していく。
キム・ジフンは初登場から鋭い眼差しで場面全体を支配し、圧倒的な存在感を示した。
第2話のエンディングでスリを追っていた最中にアジンと初めて出会うシーンでは、対照的な2人の視線が交錯し、今後の波乱を予感させた。その後も、温かさと警戒心が共存するジョンホの内面を繊細に描き出し、視聴者の没入度を高めた。
また、優しさに満ちた人物が予期せぬ事件を通して感じる絶望や、信頼していた相手への裏切りの痛みといった複雑な感情も巧みに表現。特に警察の取り調べで「まるで誰かの脚本通りに進んでいるようだ」と苦しむ場面では、アジンの罠に気づきながらも受け入れたくない葛藤がリアルに伝わってきた。
キム・ジフンは眼差しひとつでジョンホの複雑な心情を描き出し、物語の緊張感を一層高めた。
第4話のエンディングでは、収監されたジョンホがテレビの中で女優となったアジンを見つめるシーンが描かれ、裏切り・虚無・哀しみといった感情が静かに入り混じる演技で深い余韻を残した。
彼の卓越した演技力は、キャラクターの人生そのものを説得力ある物語へと昇華させた。
このように、キム・ジフンは『親愛なるX』で“正義の善意がいかに悲劇に変わりうるか”を重厚に描き出し、単なる被害者ではなく共感を呼ぶ人間像としてキャラクターを完成させた。動揺の中でも誠実さを貫こうとするジョンホの姿は、視聴者に強い印象を残している。
配信後、視聴者からは「まるでジョンホが主人公みたい」「名演技のオンパレード」「登場シーンから圧倒された。ビジュアルも最高」など、熱い反応が寄せられている。
『親愛なるX』は、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランドスターにて配信中(全12話/初回4話一挙配信、以降毎週木曜2話ずつ配信)。
(記事提供=OSEN)
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