Netflixで配信中のドラマ『テプン商事』で、ジュノ演じるカン・テプンと、「ピョ商船」の父子による血も涙もない“商社戦争”が本格化する。
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(※以下、第4話までのネタバレあり)
父カン・ジニョン(演者ソン・ドンイル)の26年間を守るため、自身の夢であった“花”を諦めて社長に生まれ変わったテプン。
危機の中でも希望を失わず突き進む彼は、次第に“商社マン”という仕事にやりがいを感じ始める。そんななか、ピョ商船の社長ピョ・バクホ(演者キム・サンホ)と、その息子で理事のピョ・ヒョンジュン(演者ム・ジンソン)との対立がついに表面化し始めた。
「転ばなければ学べない」と助言していたピョ・バクホは、今度は自らテプンを転ばせることで冷徹な商社マンの世界を見せつけた。
大量の生地を保管する場所がなく困っていたテプンに、信用取引で倉庫を貸すと優しい笑顔を見せながらも、その裏には「最大保管期間72時間後、引き取られた生地は全量差し押さえおよび廃棄」という毒条項が潜んでいたのだ。
しかし、テプンも黙って屈する男ではなかった。単位の誤差を巧みに利用してピョ商船の返品を成立させたうえ、自身に残っていた生地10%を3倍の価格で再販売し、損失を利益に変えたのだ。
父から「羽ばたく方法を教わっている」と言い、「何度も飛んでは落ちるを繰り返し、いつの日か自由に飛び回る」と宣言したテプンの自信は、“真の商社マン”として初の飛翔を遂げるきっかけとなった。
テプンの反撃を受けたピョ・バクホは、彼を警戒し始める。
テプンが行き場を失った際には「一つずつ失っていくのはどんな気分だ?」と冷笑。
かつてカン・ジニョンの病室を訪れ、「目を見なければ分からん。どこにいる?」と意味深な言葉を残した彼は、さらにはテプンに「会社を俺に譲れ」と欲望をむき出しにしていた。
すでに倒産寸前のテプン商事に執着する理由には、単なる競争を超えた何かが潜んでいるようだ。冷徹なビジネスマンの計算の裏に隠された真の目的とは何なのか、視聴者の関心が高まっている。
一方、ピョ・ヒョンジュンも別の形でテプンを追い詰めようとしている。
学生時代から人気者だったテプンに嫉妬と敵対心を抱いていた彼は、テプンが父の最期を看取ることさえ阻んだ張本人で、テプンが没落した後も嘲笑をやめなかった。ところが終わったと思ったテプンが社長になって復帰すると、警戒心はさらに強まる。
こうして幕を開けた“商社戦争”。先の見えない商社マンの戦いの中で、テプンはピョ商船の父子との対決を経て“真の社長”として羽ばたくことができるか。今後の展開に注目が集まっている。
『テプン商事』(全16話)は、毎週土・日曜の21時10分に韓国tvNにて放送中。Netflixで世界配信されている。
(記事提供=OSEN)
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