韓国tvNドラマ『暴君のシェフ』で描かれる複雑な人間関係が視聴者の興味を引いている。
『暴君のシェフ』では、王権をめぐる王族たちの権力争いが緊張感を高めている。そこで、過去へと落ちたフレンチシェフ、ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)の賢い宮廷ライフを理解するために欠かせない関係性を整理してみた。
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新任大領熟手(テリョンスクス/宮廷最高の料理人)となったヨン・ジヨンの最大の敵は、側室カン・モクジュ(演者カン・ハンナ)である。
モクジュは王イ・ホン(演者イ・チェミン)の寵愛を一身に受けていたが、その関心がジヨンへと移ったことに嫉妬を覚え、彼女を警戒し始める。
代官たちの間に悪い噂を流したり、インジュ大王大妃(演者ソ・イスク)をそそのかしてジヨンの腕をかけた料理対決を仕掛けるなど、虎視眈々とジヨンを排除しようとしている。
さらにモクジュはイ・ホンの叔父である済山大君(チェサンデグン/演者チェ・ギファ)の腹心として王の動きを逐一報告するスパイの役目まで担っている。
済山大君もまた、甥である王のそばにいるジヨンに関心を抱いており、彼女とイ・ホンは常にモクジュと大君の動向に注意を払わねばならない。
一方で、ジヨンの料理に魅了されたインジュ大王大妃と、王の側近イム・ソンジェ(演者オ・ウィシク)は彼女の強力な後ろ盾となる存在である。
インジュは亡き母の味を再現したジヨンの料理に感動し、その腕前を認め、大領熟手としての資格を公に承認した。これによりジヨンは王イ・ホンだけでなく、宮廷で絶対的権威を持つ大王大妃までも味方につけた。
さらにイム・ソンジェは、王がジヨンに特別な関心を寄せていることを早くから察知。彼女を利用してモクジュを排除する計画を立てており、今後ジヨンにどのような援助を与えるのか注目される。
このようにジヨンとイ・ホンを中心に、彼らを支える勢力と阻む勢力が激しくぶつかり合っており、物語の行方は一層期待を高めている。廃妃ヨン氏の死と、それをめぐる権門勢家の心理戦、そして真実を追い求める王イ・ホンの必死の闘いなど様々な事件が予告される中、ジヨンがこの危険な宮廷でどのように生き延びるのか関心が集まっている。
権力争いの渦中で生き残るために奮闘しているイム・ユナの賢い宮中生活は、9月6日(土)夜9時10分から放送される韓国tvNドラマ『暴君のシェフ』第5話で描かれる。さらに、Netflixで視聴することもできる。
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