女優ソン・ハユンが学生時代の“校内暴力の加害者疑惑”をめぐり、事態が新たな局面を迎えている。
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最初に噂を流布したとされる告発者A氏を名誉毀損で追加告訴した一方で、A氏は韓国への入国を予告し、今度はソン・ハユンを虚偽告訴罪で訴える意向を明らかにした。
8月18日、ソン・ハユンの法的代理人である法務法人ジウムは「ソン・ハユン氏は7月22日、A氏を情報通信網利用促進及び情報保護に関する法律違反(名誉毀損)、欺罔による業務妨害の疑いで二度目の告訴を行った」と発表。「名誉毀損に加え、業務妨害や脅迫罪も含まれる」と説明した。ソン・ハユン側はすでに先月、名誉毀損および業務妨害の疑いでA氏を告訴している。
当時ソン・ハユン側は「警察が捜査を進めようとしたが、A氏はアメリカ市民権者だと主張して捜査に応じなかった。警察は5月ごろ、A氏に出頭通知処分を下し、指名手配名簿に登録した」とし、「ソン・ハユンはアメリカ国内での法的措置も検討中で、虚偽事実の流布に関与した第三者にも民事・刑事上の責任を問う方針だ」と強調。
さらに「ソン・ハユンがA氏を暴行した事実はなく、生活記録簿など複数の証拠を提出し、強制転校の事実もなかったことを立証した」と反論していた。
これに対しA氏は「私は虚偽事実を流布したり、捏造・歪曲したことは一切ない」と主張。「韓国に行ったら絶対にソン・ハユンを虚偽告訴罪で訴える」と述べ、入国後の法的対応を予告。また、ソン・ハユン側が主張する“捜査に不応じている”という点についても「すでに書面陳述と証拠資料を提出し、警察の調査に誠実に応じている。莫大な費用と時間をかけて不必要な出頭を強要される理由はない」と反論した。
この疑惑は、昨年4月にA氏がJTBC『事件班長』(原題)へ情報提供したことで初めて浮上。A氏は番組で、高校2年当時に先輩だったソン・ハユンから90分間の暴行を受けたと証言し、「校内暴力で強制転校になった」と追加の主張を行った。しかしソン・ハユン側は一貫してこれを全面否定している。
当時、ソン・ハユンはドラマ『私の夫と結婚して』で悪女チョン・スミン役を熱演し、キャリアの絶頂期を迎えていたが、この疑惑の浮上によって事実上、芸能活動を中断することとなった。
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