ムン・ガヨンは『瑞草洞<ソチョドン>』で演じるキャラにどんな個性を注ぎ込むのか

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-NEXTで配信中の『瑞草洞<ソチョドン>』では、女優ムン・ガヨンの魅力が繊細かつ鮮烈に花開いている。周囲の空気に染まることなく“我が道を行く”ヒロイン像を演じたら、ムン・ガヨンの存在感はさらに鮮やかになる。

【関連】ムン・ガヨンが初の専門職キャラで完全覚醒、『瑞草洞』で見せた自然体の説得力

以前の主演を振り返ると、ラブコメ『女神降臨』が特に印象深い。ムン・ガヨンは、容姿に対するコンプレックスを抱えながらも、メイクという魔法のような手段で自らを変身させる高校生イム・ジュギョンを演じた。まさに、光と影を同時に宿す役柄だった。

このドラマでは、特に恋の三角関係がクローズアップされていた。チャウヌ演じるイ・スホは冷静で知性がにじむ優等生。一方、ファン・イニョプが扮したハン・ソジュンは、激しい情熱を内に秘めたワイルドな青年若者だ。

このように対照的な2人がジュギョンと関わるたびに物語は面白くなった。その際にムン・ガヨンが見せたコミカルな雰囲気は格別だった。

さらに、ムン・ガヨンは『あいつは黒炎竜』でも新たな魅力を見せている。この作品で共演のチェ・ヒョヌクが演じたのは、財閥家の一員ながらオタク的な側面を隠して生きる大手デパート本部長パン・ジュヨンだ。

『瑞草洞<ソチョドン>』に主演するムン・ガヨン

鮮烈に花開く女優としての魅力

一方のムン・ガヨンは、彼と対照的な立場にある企画チーム長ペク・スジョンとして登場した。現実の壁と心の距離を乗り越える2人の関係性は、柔らかくも張りつめた空気を生み出していた。

そして今回の『瑞草洞<ソチョドン>』。ムン・ガヨンはソウル・瑞草洞という法律事務所が集う街で、アソシエイト弁護士カン・ジヒに扮している。クールビューティーとも言える彼女の佇まいは、静かな炎のように周囲を照らしている。

そのカン・ジヒと対峙するのがアン・ジュヒョン(演者イ・ジョンソク)だ。2人がランチ会で顔を合わせるたび、空気にピリリとした緊張が走る。なによりも、アン・ジュヒョンはカン・ジヒに対してそっけない。

しかし、カン・ジヒは、閉ざしているアン・ジュヒョンの心の扉を情熱と知性でこじ開けようとする。その駆け引きが本作の大きなポイントになっている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】子役→世界が注目する韓流女優に。ムン・ガヨン、“昼と夜”の狭間で見せた多面美【PHOTO】

【関連】U-NEXTで配信中の話題作『瑞草洞』で見せた成熟と深み、イ・ジョンソクが歩んだ成長の軌跡

【関連】『瑞草洞』の空気を変えるカン・ユソクの存在感、リアル密着型キャラの真骨頂

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事