時に、俳優の静かな感情表現が視聴者の心を強く打つことがある。
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Netflixで配信中のドラマ『未知のソウル』に出演中のパク・ジニョン（GOT7）が、繊細なキャラクター表現で注目を集めている。
本作で大手法律事務所に勤める弁護士イ・ホス役を演じるパク・ジニョンは、内面に深い情感を秘めた人物像を丁寧に描写。回を重ねるごとに存在感を強め、視聴者の関心を一層引き寄せている。
先日の放送では、高校時代の体育祭登山中、皆が下山する中でひとり山頂を目指したホスの過去が描かれた。
足の痛みを堪えながら登り切った先で、ひとりで待っていたミジ（演者パク・ボヨン）の姿を目にした瞬間は、ホスの記憶に深く刻まれる場面となった。
その後、酔ったミジが突然の告白を口にするが、ホスもまた想いを伝えかけて言葉を飲み込む。
「僕も…」と語尾を濁す場面は、心が交錯し、感情の糸が切れそうになる瞬間だった。
パク・ジニョンは短い沈黙や微妙な表情の変化だけで、ホスの揺らぐ内面を的確に表現し、言葉よりも余白で感情を紡いでみせた。
とりわけ「知ってる。僕も知ってる。ユ・ミジだと」というセリフは、ホスがすでに真実を察していたことを示し、物語にさらなる緊張感を加えた。
パク・ジニョンは落ち着いた口調に滲む感情を乗せ、キャラクターの過去と向き合う静かな深みを生み出した。
過剰な演出を排し、目線や語尾のニュアンスだけで視聴者を引き込み、人物像を巧みに調整していく演技力。爆発ではなくコントロール、説明ではなく余韻によって構築されたイ・ホスという存在は、今後の展開への期待を静かに膨らませる。
パク・ジニョンが出演する『未知のソウル』は、韓国tvNにて毎週土・日曜日21時20分に放送中。Netflixでも配信中。
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