『私たちの映画』でナムグン・ミンは「苦悩する天才映画監督」をどう演じるのか

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ナムグン・ミンは不思議な俳優だ。彼が演じるキャラは「普通」ではないのに、ドラマを見ていると、どんどん惹かれてしまう。たとえば、『ストーブリーグ』の主人公ペク・スンス。一見すると、とっつきにくい人なのだが、実は表に感情を出さないだけで、他人に対して限りない愛着を持っている。

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彼は抜群の才能を発揮しながら、常に周囲の人をいい方向に導いている。だからこそ、万年最下位だったプロ野球チーム「ドリームズ」を優勝できるところまで導いたのである。このドラマでナムグン・ミンは感情をあまり出さずに演じることで、ペク・スンスの内面の深さをより強調することができた。

あるいは、『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』のイ・ジャンヒョン。彼も感情を表に出さないタイプであったはずだ。

どこか飄々と生きている粋な人間…しかし、愛するユ・ギルチェ(アン・ウンジン)が戦乱の中で苦境に陥ったとき、とてつもなくエネルギッシュに問題を解決して彼女を助けた。そこに爽快さがあった。このドラマでもナムグン・ミンは、状況に応じて変化していく役にうまく対応していた。

そして、今回。6月13日から放送されるSBS新ドラマ『私たちの映画』において、ナムグン・ミンは映画監督のイ・ジェハに扮していく。彼はかつて「天才」と称されるほど才能豊かな男だったが、過去の栄光がどんどん薄れるほどにスランプに陥ってしまう。

ナムグン・ミン
『私たちの映画』に主演するナムグン・ミン

抜群の才能を発揮する俳優

「新作を出せない映画監督」

そんな状況に苦しむイ・ジェハ。精神的に空虚な日々を過ごす彼は、チョン・ヨビンが演じる女優イ・ダウムと新たな作品づくりに取り組む。このイ・ダウムは余命わずかな患者という役を引き受けるのだが、彼女自身の人生も状況が切迫していた。

そういうシチュエーションの中で展開される究極的な愛…『私たちの映画』は繊細かつ運命的な男女の「愛と救い」を描いていくが、演じているナムグン・ミンとチョン・ヨビンの高い演技力に大いに期待したい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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