『冬のソナタ』の大ヒット以来、常に継続して女優として活躍しているチェ・ジウ。彼女は、1994年にMBCのタレント・オーディションに合格して翌年、ドラマに出演する女優としてデビューした。つまり、今年は30周年を迎えるのだ。まさに記念すべき年だと言える。
【関連】女優チェ・ジウ、愛娘との大切なひととき…自然体な姿に“ほっこり”【PHOTO】
かつて、チェ・ジウがスターダムにのしあがった作品が、ペ・ヨンジュンと一緒に出演したドラマ『初恋』(1996~1997年)であった。それ以来、彼女は長く「ドラマ興業不敗」の神話を作り上げてきた。つまり、若くしてレジェンド級の評価を受けてきたのだ。
当時のチェ・ジウは、白紙にどんな絵も描けそうな女優であった。様々な役もこなせる器用さを持っていたのだ。
実際、これまでに演じてきたキャラクターも多彩である。賢明なキャリアウーマン、芸能雑誌の記者、そして、『冬のソナタ』のような建築デザイナー…。このように、活動的な女性が特にピッタリだ。
今までに、ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、アン・ジェウク、キム・スンウ、クォン・サンウなど、当時のトップスターとことごとく共演している。それだけ、「主演」が似合う女優なのである。
そんなチェ・ジウは、ボランティア精神にあふれている。デビュー当初から、慈善イベントに本当に熱心だ。かつて5月の子供の日に、親がいない子供など1000人をマジックショーに招待したことがあった。とにかく、1000人という人数に驚いてしまう。そのときに、チェ・ジウはこのように感想を述べている。
「幼いときにシャボン玉遊びをしながら持った夢と純粋な心を、マジックショーを通して子供たちが感じられるようになったら素敵ですね。それで、こうした招待の場を作りました。この日ばかりは、子供たちがいいことだけを考える時間になればいいですね」
また、チェ・ジウは小児ガンを患った子供たちのために支援を惜しまないことでも有名だ。彼女も母親となって子供たちに対する慈しみがなお一層強くなっていることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
前へ
次へ