『主役の初体験、私が奪っちゃいました』が台本読み合わせを皮切りに、“進路逸脱型ロマンス・ファンタジー”の幕を本格的に開けた。
KBS2新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は、ごく普通の女子大生の魂が憑依したロマンス小説の“背景キャラ”が、最強の執着系男主人公と一夜を共にしたことで始まる、ブレーキ不能な進路逸脱ロマンス・ファンタジーである。
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この日行われた台本読み合わせには、物語の主軸を担う俳優陣、ソヒョン(チャ・ソンチェク役)、オク・テギョン(イ・ボム役)、クォン・ハンソル(チョ・ウネ役)、ソ・ボムジュン(チョン・スギョム役)、チ・ヘウォン(ト・ファソン役)をはじめ、イ・ウンヒ&カン・スヨン両監督、脚本家チョン・ソニョンが集結し、息の合った演技を披露した。
放送を前にしたときめきと作品に対する情熱が交錯する中、俳優たちはキャラクターになりきり、現場の熱気を一気に高めた。
まず、ソヒョンは現代社会の女子大生“K”が朝鮮時代を舞台にしたロマンス小説の脇役チャ・ソンチェクに憑依するという設定を、軽快でコミカルな語り口で表現。
時代錯誤な状況に置かれたMZ世代の大学生らしいポジティブな振る舞いを、細かなジェスチャーと身振りで生き生きと演じきった。
“完璧なスペック”を持ちながら冷徹な性格の男主人公イ・ボムを演じるオク・テギョンは、冷ややかな態度と鋭い眼差しでキャラクターの存在感を放った。特にソヒョンとの対面シーンでは、ぶっきらぼうな口調と裏腹に優しさがにじむ視線を交え、彼のギャップ萌えな魅力を際立たせた。
一方、ロマンス小説の本来のヒロインのチョ・ウネを演じるクォン・ハンソルは、落ち着いた柔らかい声で台詞を紡ぎ、慎ましくも芯のあるキャラクター像を見事に体現。物語の三角関係に絡む“サブ男主人公”チョン・スギョム役のソ・ボムジュンは、余裕ある演技で温かみのある存在感を放った。
そして悪女ト・ファソン役のチ・ヘウォンは、ストレートな物言いと予測不能なセリフ回しで強烈な印象を残し、読み合わせ現場に緊張感を走らせた。
このように5人の俳優たちはそれぞれのキャラクターに見事に没入し、物語のテンポの良い展開と掛け合いの妙、そしてキャストの軽快なエネルギーが融合し、作品への期待を一層高めた。
読み合わせを終えたソヒョンは「とにかく本当に面白い。どの瞬間も楽しいシーンに満ちている」とコメント。オク・テギョンも「物語の進行やキャラクター同士の関係性が非常に興味深かった」と語り、作品への興味をそそった。
俳優たちの熱意が結集することで完成するKBS2新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は、6月11日(水)夜9時50分より放送開始予定である。
一方で、本作は2024年9月から撮影が進められる中、文化財を損傷したとの報道で世論の怒りを買った。撮影チームの一部が安東の名勝“屏山書院”内部で、照明の設置のため木製の柱に釘を打ったことが問題視されたのだ。一部ネットユーザーからは、ドラマのボイコットを呼びかける声も上がった。
この騒動を受けてKBS側は「理由の如何を問わず、現場で発生した事態に関してKBSはその深刻さを認識しており、誠に遺憾に思う。現在、正確な状況の把握と復旧のための最善策について協議中である」と公式に謝罪している。
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