【ハマるGW韓ドラ祭り】本格派の歴史ドラマを選ぶなら絶対にはずせない「ベスト5」

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最近はラブコメ風の軽いタッチの時代劇も増えているが、今回紹介するのは、重厚に歴史を扱っている本格派の作品ばかりである。身分制度が強烈だった朝鮮王朝で、主人公たちはどう生きていたのか。壮大なスケールの時代劇は本当に見応えがある。

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●『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(2023年)

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
画像=MBC

俳優名(演じた役名)/ナムグン・ミン(イ・ジャンヒョン)、アン・ウンジン(ユ・ギルチェ)、イ・ダイン(キョン・ウネ)、イ・ハクジュ(ナム・ヨンジュン) 

〔ここが見逃せない!〕17世紀の中盤に清国から攻められた朝鮮王朝の苦境を描いた歴史劇である。通訳官のイ・ジャンヒョンと両班の娘ユ・ギルチェは、好意を寄せあっていたのに素直になれない。

その最中に戦乱となり、2人の運命が一変していく。ユ・ギルチェが捕虜と間違えられて清国に連行されるが、彼女の命を救おうとするイ・ジャンヒョンの献身的な行動が圧巻だった感動的だった。

●『風と雲と雨』(2020年)

『風と雲と雨』
画像=TV CHOSUN

俳優名(演じた役名)/パク・シフ(チェ・チョンジュン)、コ・ソンヒ(イ・ボンリョン)、チョン・グァンリョル(イ・ハウン=興宣大院君)、ソンヒョク(チェ・インギュ)

〔ここが見逃せない!〕主人公チェ・チョンジュンは、人間の運命を四柱推命で天才的に占っている。彼は頭角を現し、節目の王位継承問題に際して政治を牛耳る一族と劇的に対決していく。このあたりの駆け引きが興味深い。

さらに、興宣大院君(フンソンデウォングン)が重要な局面で主導権を握るが、チェ・チョンジュンは民衆のために正義の闘いを挑んだ。ドラマは朝鮮王朝末期の政治闘争も詳しく描いていた。

●『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』(2021~2022年)

『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』
画像=KBS

俳優名(演じた役名)/チュ・サンウク(李芳遠)、キム・ヨンチョル(李成桂)、パク・ジニ(閔氏)、キム・ミョンス(李芳果)

〔ここが見逃せない!〕高麗王朝の滅亡と朝鮮王朝の建国が壮大に描かれている。高麗王朝の大将軍であった李成桂(イ・ソンゲ)は、大軍を率いて明を攻撃しに行くが、目標を首都の開京(ケギョン)に変えて高麗王を追放した。

その後、彼は最高の実権を握り、1392年に朝鮮王朝を建国する。李芳遠(イ・バンウォン)が父の李成桂と対立しながら大王になっていく過程が歴史に沿って重厚に描かれていた。

●『恋慕』(2021年)

『恋慕』
画像=KBS

俳優名(演じた役名)/パク・ウンビン(イ・フィ/タミ)、ロウン(チョン・ジウン)、ナム・ユンス(イ・ヒョン)、チェ・ビョンチャン(キム・ガオン)

〔ここが見逃せない!〕序盤からスリリングな展開だった。王宮で歓迎されない双子が世子嬪(セジャビン/世子の妻)から生まれて、数奇な運命をたどる過程が描かれていく。成長した主人公イ・フィは男装して冷淡な世子になっているが、学問の師匠ジウンに徐々に惹かれていく。

表向きで冷たい態度を見せていたイ・フィの感情の揺れがとても印象的だった。ドラマでは、パク・ウンビンの繊細な感性がよく表現されていた。

●『赤い袖先』(2021~2022年)

『赤い袖先』
画像=MBC

俳優名(演じた役名)/イ・ジュノ(イ・サン)、イ・セヨン(ソン・ドギム)、イ・ドクファ(英祖)、カン・フン(ホン・ドンノ)

〔ここが見逃せない!〕国王イ・サンと宮女ソン・ドギムの切ない恋物語を扱った胸キュンの王宮ロマンス。イ・ジュノとイ・セヨンの表現力が秀逸で、ドラマを大いに盛り上げていた。歴史的な出来事も重厚に扱っており、王宮に奉職した宮女たちの生き方を生々しく見せてくれた。

さらに、美的感覚があふれた映像が秀逸で、抒情的な描き方がとても良かった。将来にわたってレジェンド級の時代劇として高く評価されるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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