未成年であった故キム・セロンさんとの交際疑惑を否定している俳優キム・スヒョンに関する国民請願が正式に提起された。
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先月31日、韓国の国民同意請願サイトには「未成年者に対する準強姦罪の適用年齢引き上げおよび処罰強化、いわゆる『キム・スヒョン防止法』に関する請願」が掲載された。
請願者のA氏は、「現在は13歳以上16歳未満の児童のみを保護対象とする準強姦罪の適用年齢を、13歳以上19歳未満に引き上げ、処罰を強化してほしい」と請願の趣旨を説明している。
A氏は続けて、「最近、韓流スターのキム・スヒョンが成人であった当時、未成年だった子役女優キム・セロンさんに対して行ったグルーミング性犯罪の疑惑が浮上し、国民の怒りを買っている。しかし、現行法では準強姦罪の保護対象が13歳以上16歳未満に限られており、キム・スヒョンを法的に処罰できないのが実情だ」と訴えた。
さらに、「韓国の法律は明確に18歳未満を未成年として保護しているにもかかわらず、13歳以上16歳未満だけを守る現行の準強姦罪の年齢制限によって、有望だった若手女優が幼少期から誘惑され、最後には死に至るような事態を招いたペドフィリアが法の網をすり抜けている」と強い語調で非難した。
A氏はこうした事態の再発を防ぐため、「キム・スヒョン防止法」という名称で次のような法改正を求めている。
「現在13歳以上16歳未満となっている準強姦罪の適用年齢を、13歳以上19歳未満に引き上げること」
「処罰規定を『わいせつ行為は罰金、強姦は2年以上の懲役刑』から『わいせつ行為は2年以上の懲役、強姦は5年以上の懲役』に強化すること。
この請願には、4月9日16時時点で5万4千人を超える同意が寄せられた。
一件の請願に5万人以上の同意が集まった場合、請願は正式に国会の所管委員会および関係委員会に付託される。同請願の同意締切日は今月30日だったが、必要な同意数をすでに突破したため、国会に採択されることが決まった。
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