テレビ東京で放送されている時代劇『暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~』は、3月28日に第17話がオンエアされた。いよいよ終盤を迎えて、ドラマが佳境に入ってきた。キム・ミョンスが演じているソン・イギョムは暗行御史として大活躍しているが、王宮の中の権力闘争がますます激しくなった。
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一番のワルは領議政(ヨンイジョン)のキム・ビョングン(演者ソン・ビョンホ)。この男は官僚の最高位にいるのに、狡猾な手口で権力を牛耳っている。本当のワルだ。対抗しているのが都承旨(トスンジ)のチャン・テスン(演者アン・ネサン)。
彼は国王の秘書室長としてソン・イギョムを支援していたが、ついにキム・ビョングンの陰謀に巻き込まれてしまい、極刑を受けて首をはねられる寸前だった。間一髪でチャン・テスンを救ったのがソン・イギョムだ。
彼は決定的な証拠を見せて、逆賊と思われていた王族フィヨングンの無実を証明した。それは、フィヨングンの娘であったホン・ダイン(演者クォン・ナラ)の長年の屈辱を見事に晴らす快挙にもなっていた。
彼女は父が疑われた汚名によって、とても辛い日々を過ごしてきた。それでも彼女は諦めず、チャン・テスンの協力もあって念願を叶えた。その執念が凄まじく、彼女は本当に有能な女傑であった。
結局、キム・ビョングンは重罪に処され、チャン・テスンは復権して領議政に昇格した。ソン・イギョムも昇進し、ホン・ダインは王族として遇されることになった。
しかも、彼女とソン・イギョムは相思相愛であることがわかった。最初はお互いに素直になれなかったが、ようやく自ら告白して、2人にとって幸せな時間が訪れようとしていた。
しかし、このままでは終わらない。『暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~』の終盤も展開が本当にめまぐるしくなっていく。暗行御史としてソン・イギョムが最後に見せる「一世一代の世直し」が、ドラマを華々しく飾ることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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