最終回を迎えたムン・ガヨン×チェ・ヒョヌク『あいつは黒炎竜』が視聴者の心を掴んだ理由とは?

2025年03月25日 話題 #U-NEXT #OSEN #写真
このエントリーをはてなブックマークに追加

『あいつは黒炎竜』で主演を務めたムン・ガヨンとチェ・ヒョヌクが、かつて黒歴史だった初恋を甘く美しい思い出へと昇華させるハッピーエンドで、視聴者に深い感動を届け、文字通り“最推しのマンガから飛び出してきたカップル”として称賛された。

【関連】『あいつは黒炎龍』出演者が贈る感謝とエール「黒炎龍のように好きなことを楽しむ人生を」

最終話(第11話)の視聴率は全国世帯平均4.1%、最高4.5%を記録し、ケーブルおよび総合編成チャンネルを含む同時間帯で1位を獲得した。

また、tvNの主要ターゲット層である20~49歳の視聴率も全国平均1.4%、最高1.7%をマークし、地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位を達成。これで全話にわたり同時間帯1位を記録する快挙を成し遂げた(ニールセンコリア/有料プラットフォーム基準)。

第11話では、ペク・スジョン(演者ムン・ガヨン)とパン・ジュヨン(演者チェ・ヒョヌク)がヨンソン百貨店のリニューアルプロジェクトを成功裏に終え、それぞれ戦略企画本部長および新任取締役に就任する姿が描かれた。

特にジュヨンは、ヨンソングループ会長であり祖母でもあるチョン・ヒョソン(演者パン・ヒョジョン)に本音を打ち明け、ヒョソンも自身を見つめ直しながらジュヨンに謝罪し、胸を打つシーンとなった。

また、現実的な事情から別れていたソ・ハジン(演者イム・セミ)とキム・シンウォン(演者クァク・シヤン)も再び心を通わせ、ロマンチックな関係を回復させた。

(写真=tvN)

終盤では、ジュヨンが「受け取ってくれる?」と過去の“鍵付きネックレス”を渡すシーンが描かれ、かつての街頭公開告白とは異なる、落ち着いたが心ときめく告白が視聴者の胸をときめかせた。

スジョンも微笑みながらうなずき、ジュヨンの気持ちを受け入れた。以降、ふたりが共に過ごす日々が描かれ、最後のシーンでは、高校時代は1人で横断歩道を渡っていたスジョンの前に「スジョン!」と声をかけながら現れるジュヨンの姿が映され、感動的な締めくくりとなった。肩を並べて歩くふたりの後ろ姿が、彼らのこれからの人生を予感させた。

そして、スジョンの「運命はお互いにとって欠かせない存在に変わった。今はもう分かる。すべての運命は、私が名付けることで意味が変わるということを。絶望が“希望”という名前を持つように、黒歴史と呼んでいた君は、今では私の“愛”だ」というナレーションが余韻を深めた。

ムン・ガヨンはペク・スジョン役を通して、キャリアの中でも“最も輝いていた時期”を更新。毎回披露されたオフィスルックは話題を呼び、働く女性たちの“憧れファッション”として注目された。

特に第9話では、強く耐えてきたスジョンがジュヨンとの別れ後、家に戻って感情を爆発させて号泣するシーンで、抑えていた感情を一気に解放する演技を見せ、視聴者の胸を打った。

繊細な感情表現からコミカルな演技までこなし、登場人物同士の“化学反応”を引き出す“ケミの女神”として、ラブコメのヒロインとしての地位を再確認させた。

一方、本作が初のラブコメ主演となるチェ・ヒョヌクは、パン・ジュヨンというキャラクターを自分のものにし、魅力的に演じきった。

「俺は悪魔だ」という中二病セリフまで自然に消化し、ハードロックやアニメ、ゲームなどを愛する“オタク系黒炎龍”をチャーミングに表現。さらに、有能な本部長としてのカリスマ性と、スジョンに一直線な年下男子としての男らしさを併せ持つキャラクターを立体的に描き出し、視聴者の心を掴んだ。

また、イム・セミ、クァク・シヤン、パン・ヒョジョン、コ・チャンソク、キム・ヨンアといった実力派俳優たちもそれぞれのキャラクターに命を吹き込み、ドラマに深みを与えた。

イム・セミは温かく現実的なキャラクターで共感を呼び、クァク・シヤンは優しさあふれる大人の魅力で成熟した恋愛模様を描いた。

パン・ヒョジョンは登場から存在感を放ち、コ・チャンソクとソン・サンヨンは家族としての温かみとユーモアを演出。キム・ヨンアはジュヨンの秘書としてチェ・ヒョヌクとの掛け合いで思わぬ笑いを誘った。

さらに、演出を手がけたイ・スヒョン監督のセンスが光り、視聴者を楽しませた。スジョンとジュヨンの“黒歴史的な初恋”の舞台となったオンラインゲームを実写化したシーンは、ユニークな演出でネット上でも話題になった。

黒炎龍の召喚シーンやアニメ調のCG、ゲームのような効果音など、多彩な演出がドラマの個性を際立たせ、独特な魅力を放った。

脚本を手がけたキム・スヨンは、原作のウェブ漫画の魅力を活かしながら、ドラマならではの世界観を巧みに作り上げた。

「俺は悪魔だ」「残酷な別れシステムに抵抗して闘う」などの“オタクセリフ”でユニークさを強調しつつ、「私が一番の秘密になるよ」「君を愛する私のための選択」など、黒歴史を抱える2人の再び芽生える恋心を丁寧に描くセリフで、視聴者の感情を揺さぶった。

俳優たちの好演と心ときめくシーンの数々で毎回話題を呼んだ『あいつは黒炎竜』は、tvNのターゲット視聴層である20~49歳の全国基準視聴率において、全話で同時間帯1位を記録し、熱い支持を受けた。さらに韓国国内にとどまらず、世界中の視聴者を虜にし、グローバルヒットを記録した。

グローバルOTTプラットフォーム「Rakuten Viki」では、北米全域、フランス・イギリス・ドイツ・イタリアなど欧州、オーストラリア・ニュージーランド、UAE・サウジアラビアといった中東地域、そしてインドおよび南アジア圏の計109カ国で週間ランキング1位を記録した。

日本の「U-NEXT」やインドネシアの「Vidio」など各国の代表的なOTTでも韓国ドラマ部門1位を席巻し、グローバルな人気を証明した。

tvNドラマ『あいつは黒炎竜』は、黒歴史となった初恋に苦しむ本部長キラーのチーム長ペク・スジョンと、自らの中に黒炎竜というオタク心を秘めて生きる財閥3世の本部長パン・ジュヨンの封印解除ラブコメディは、第11話をもって幕を下ろしたのだった。

【関連】世界で大ヒット、ムン・ガヨン&チェ・ヒョヌク『あいつは黒炎竜』にハマる理由とは?

【関連】『あいつは黒炎竜』のムン・ガヨンは今後ラブコメ界の最高ヒロインになれる

【関連】人気急上昇『あいつは黒炎竜』の主演チェ・ヒョヌクがラブコメを盛り上げる

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事