KARAのメンバー兼女優のハン・スンヨンが3月10日、『春画恋愛物語』の放送終了記念インタビューを行った。
『春画恋愛物語』は、破格的な恋愛譚集「春画恋愛物語」が都城を揺るがすなか、自ら夫を選ぶという王女“ファリ姫”の宣言に、都城一のプレイボーイのファン(演者チャン・リュル)、そして最高の結婚相手とされるチャンウォン(演者チャニ)が巻き込まれることで繰り広げられる青春時代劇だ。
ハン・スンヨンは劇中、才色兼備の名家の令嬢イ・ジウォンを務め、もう一つの宮廷ロマンスを描いた。
彼女が演じたイ・ジウォンは、都城で評判の良い結婚相手であるイ・チャンウォンの妹であり、美貌と才知を兼ね備えた名家の娘。
名門の家で大切に育てられたため、自尊心が高く、自分の考えをはっきりと伝えるが、男女関係に関しては恥ずかしがる一面もあり、相手をじらせることが多いキャラクターだった。
『春画恋愛物語』は公開前から「19禁時代劇」として注目を集めていた。女優にとって「19禁」判定は敏感な問題である。
この点について、ハン・スンヨンは「19禁だったが、私たちは作品自体を良いものだと思っていた。物語の流れの中でそのような要素が含まれていることについて、監督と何度も相談した。キャスティング前の打ち合わせでも話し合ったので、プレッシャーもあったが、監督や制作陣と調整しながら進めた。過度な描写ではなく、美しく表現されることを望んでいた。ジウォンの物語は純粋さが大切だったので、過度に19禁の要素にフォーカスが当たりすぎると魅力が損なわれる可能性があった。その点を調整し、配慮してもらいながら臨んだ」と語った。
30代後半でありながら20代前半に見えるほどの童顔であるハン・スンヨンのベッドシーンは、一部のファンにとって衝撃的だった。
制作発表会の時から「成人」であると強調していた彼女は「衣装だけを見れば、KARA時代の衣装より露出が少ない。いわゆる、ワイドパンツにトップスという格好だ。ただ、シーンの雰囲気や演出、照明の影響でそのように見えたのかもしれない。私はこれが仕事だと割り切っていたし、演技をする上でその程度のことが負担になるなら、表現の幅が狭くなると思った。デビュー当時から私は成人だった。一度も未成年として活動したことはないのに、なぜそんなに衝撃を受けたのか分からない。これからも芯を持って、良い作品があれば精一杯演じていくつもりだ」と率直な思いを語った。
さらに、「まだ私を幼く見ている方がいるようだ。デビュー時から童顔だと言われてきたので、そのイメージが定着している部分もあると思う。でも、私はハン・スンヨンとして生きている。この作品を選ぶ際にも、濃厚なキスシーンがあることは特に気にしなかった。役者ならば作品の演出に合わせて溶け込むべきだと考えている。ファンの方々が驚いたようだけど、私は大人の女優として、ある程度はこなしていくべきことだと思っている」と付け加えた。
撮影で大変だった点については「まったく恥ずかしくなかったと言えば嘘になる。私も人間なので。でも、できるだけ気にしないようにした。共演者は私より10歳ほど年下だったので、私がもし恥ずかしがったり照れたりしたら、現場全体が気まずくなってしまうと思った。だからこそ、堂々と、そして美しく演じようと心がけた」と振り返った。
ハン・スンヨンが出演した『春画恋愛物語』は、U-NEXTで配信中。
(記事提供=OSEN)
■【写真】意地悪な“トンイ”を演じたスンヨン、時代劇初挑戦だった!!
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