アン・パンソク監督が『交渉の技術』(原題)との初対面を語った。
U-NEXTで配信予定のJTBC新ドラマ『交渉の技術』は、伝説の交渉人と呼ばれる大企業のM&A専門家とそのチームの活躍を描く作品だ。
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ディテールとリアリティを重視し、視聴者を惹きつける演出で知られるアン・パンソク監督がメガホンを取ることでも注目を集めている。
特に、『白い巨塔』でメディカル・オフィスドラマの新たな地平を切り開いたアン・パンソク監督が手掛けるオフィスドラマということで、視聴者の期待も高まっている。
アン・パンソク監督は「通常、作品を選ぶ際や新たに取り組むときは、ゼロベースから作家と向かい合い、物語を構想する方法をとっていた。『交渉の技術』に関しては、完成した脚本を読んで選んだ初めての作品だ。脚本を読んで、これは物語になる、扱う価値のある葛藤があると感じ、すぐに決めた。自分のドラマ制作の歴史において初めての経験だった」と、作品との出会いの特別さを明かしていた。
続けて、『交渉の技術』について「ここ数年手掛けてきたドラマとは異なり、ややハードボイルドな作品だ。柔らかい恋愛を扱うというよりは、金を巡る戦争のような雰囲気があり、久しぶりにこうした作品に取り組むことが新鮮に感じられた」と、その魅力を説明したのだった。
さらに、「すべてのドラマはリアルでなければならない」という信念を持つアン監督は、「すべてのドラマの出発点はリアリズムであり、視聴者が作品を見て偽物だと感じる余地を作ってはならない」と強調していた。
これまで数々の作品でリアルな演出を見せてきたアン・パンソク監督だけに、M&Aの世界をどのように描き出すのか期待が高まる。
また、M&Aの世界をともに作り上げる俳優陣に対しても深い信頼と満足感を示し、関心を引いており、それに関しては次のように語っている。
「作品内のキャラクターと俳優のシンクロ率には完全に満足している。キム・デミョン(オ・スニョン役)は、穏やかで柔らかい印象の中にも確かな強さを感じさせる。ソン・ドンイル(ソン・ジェシク役)、チャン・ヒョンソン(ハ・テス役)、オ・マンソク(イ・ドンジュン役)は言うまでもなく素晴らしい。そして、20代の新鋭であるアン・ヒョンホ(クァク・ミンジョン役)、チャ・ガンユン(チェ・ジンス役)の型にはまらないリアルな演技にも注目してほしい」
中でも、『交渉の技術』で大胆なスタイル変身を見せるイ・ジェフン(ユン・ジュノ役)については、「撮影現場に到着した瞬間から終わるまで、ずっとユン・ジュノとして生きている」と語り、「我々のドラマの観戦ポイントも、間違いなくイ・ジェフンだ。彼の演技や見せる姿のすべてに期待してほしい」と述べて、さらなる関心を集めていた。
(記事提供=OSEN)
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