常に名演技を見せる俳優も、意外と照れて人前で言葉が少なくなる場合が多い。しかし、パク・ソジュンはまったく違う。どんなときでも楽しいエピソードを饒舌に語ってくれるのだ。
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その本領を発揮したのが、1月2日に放送された『さんまのまんま』(カンテレ・フジテレビ系)の特番に出たときだ。「トークの天才」明石家さんまと一緒に、本当に痛快な話をたくさん披露していた。
その姿を見ていて思い出したのが、パク・ソジュンが『キム秘書はいったい、なぜ?』の制作発表会に出たときの発言だ。彼は次のようなエピソードを語っていた。
「軍隊にいたとき、先輩と一緒に『思いっきりハイキック!』をよく見ていました。当時は、いつか自分が俳優になれたらぜひパク・ミニョンさんと共演したい、といつも願っていました」
この話をとなりで聞いていたパク・ミニョンは、ゲラゲラ笑いだした。彼女は『思いっきりハイキック!』に出演していたからだ。
こういうエピソードをサラリと言って共演女優をしっかり笑わせるのが、パク・ソジュン流のトーク術なのである。会話の中にいつもハイセンスを感じさせる俳優だ。
そんな彼の最新作がJTBCのラブコメ『ギョンドを待ちながら』に決まった。このドラマでパク・ソジュンが演じるのは、トンウン日報の芸能部記者イ・ギョンドである。1つの不倫スキャンダル記事がきっかけとなって、彼は元恋人と再会を果たしていく。
それは、熱烈に愛しあいながら結局は別れざるをえなかった記憶をよみがえらせる出来事でもあった。それ以来のイ・ギョンドの変化を可笑しく描くのが『ギョンドを待ちながら』のメインストーリーとなる。
再び『キム秘書はいったい、なぜ?』以来のラブコメにチャレンジするパク・ソジュン。ときにはコメディアンのように、人を楽しませる抜群のトーク力を持った彼は、新しいラブコメでさらなる真価を発揮してくれることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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