イ・ソンギュンさんの1周忌が2日後に迫ったなか、俳優たちの発言が注目を集めている。
12月24日に放送されたラジオ『完璧な一日イ・サンスンです』(原題)にはソン・ジュンギがゲストとして出演。この日、好きな曲にドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(以下、『私のおじさん』)のOST『大人』(原題)を選曲し、目を引いた。
『私のおじさん』はイ・ソンギュンさんが主演を務めた作品である。ソン・ジュンギは「最近、また(『私のおじさん』を)見始めた。数日後にはとても大好きなイ・ソンギュン兄さんの命日だ。兄さんにまた会いたい」と故人への恋しさを募らせた。
先立ってソン・ジュンギは先月、イ・ソンギュンさんの遺作である映画『幸せの国』(原題)の舞台挨拶に参加し、「この映画は、私にとってイ・ソンギュン先輩の哀悼過程の意味でもある。私だけの哀悼」と言い、イ・ソンギュンさんと共にした思い出を共有したりもした。
ソン・ジュンギだけでなく女優チョン・ユミも先月、「第45回青龍映画賞」ハンドプリントイベントでイ・ソンギュンさんに言及した。 自身の主演作である映画『スリープ』の撮影のビハインドストーリーを尋ねられ、「スタッフの方や監督の支えのおかげで、その日、その日にしなければならないことに対してうまく遂行したいという気持ちしかなかった。この質問を受けてから私の相手俳優だったイ・ソンギュン先輩もたくさん思い出す」と胸を熱くした。
特に10月、「第29回釜韓国際映画祭(BIFF)」では、イ・ソンギュンを追慕する特別企画「美しい人、イ・ソンギュン」も用意され、代表出演作6作品とスペシャルトークイベントが行われた。この日、故人を懐かしむ映画人たちが参加し、依然として胸の詰まるような思いを伝えた。
当時映画『 最後まで行く』で共演したチョ・ジヌンは「イ・ソンギュン兄さんは笑顔が魅力的だ。それを見たら過ぎ去った人生を全て語ることができる。大切な弟や後輩たちに会ったときのジェスチャーがある。心臓の中まで触れるような暖かな手だ。本当にいい兄さんだ。実の兄はいないが、本物の『兄さん』ができたんだなと思った。ずっと記憶する。皆さんも一緒に覚えていてほしい」と嗚咽した。
『幸せの国』で共にしたチョ・ジョンソクは「イ・ソンギュン兄さんと作業する時に感じたのは、誰よりも集中力が優れて鋭く強烈に接近すること。熱情的に撮影に臨む。スタッフたちが次のアングルを取るための準備をする時、スモールトークで場の緊張もよくほぐしてくれた。兄さんについての一番大きな記憶はそんな姿だった」とし「普通、セットの撮影をする時、そういう場面をまとめて撮る。5日間、2人が話す場面を撮ったが、多くの対話をし、楽しく撮影した。誰よりも切なく恋しい気持ちで演技した。その撮影が今も忘れられない」と偲んだ。
また、『私のおじさん』に出演したパク・ホサンは、劇中の名台詞「私たちは君を信じる。恥ずかしいことはない。大丈夫だ」という言葉を伝え、イ・ソンギュンさんを追悼した。
なおイ・ソンギュンさんは2023年10月、ソウル・江南の風俗店の室長である女性Aと別の女性Bから脅迫を受け、3億5000万ウォンを恐喝されたと警察に通報。しかし、Aがイ・ソンギュンさんの麻薬容疑を主張し、彼は恐喝被害者ではなく、麻薬投薬容疑の被疑者として立件された。 その後、イ・ソンギュンさんは仁川警察庁に3回も召喚調査を受け、精密検査で麻薬の陰性結果を受けた。
この過程で、イ・ソンギュンさんとAが過去に交わしたメッセンジャーの記録から警察の捜査内容などが一部マスコミを通じて広がり、激しい批判の中でイ・ソンギュンさんは捜査2カ月後の12月27日午前に亡くなった状態で発見された。
(記事提供=OSEN)
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