10月29日、Netflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる』シーズン2を手がけたヨン・サンホ監督の合同インタビューが行われた。
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『地獄が呼んでいる』シーズン2は、シーズン2では地獄行きの宣告が続き混乱を極める世の中で、突然復活した新真理会のチョン・ジンス会長(演者キム・ソンチョル)とパク・ジョンジャ(演者キム・シンロク)の存在があり、彼らをめぐって弁護士のミン・ヘジン、新真理会、そして矢じりの勢力が新たに衝突する話を描く。
シーズン3への期待を抱かせる結末で終わったことについて、ヨン・サンホ監督は「実現は難しい夢だと思うが、『地獄~』が『ガンダム』シリーズのようになれたら嬉しい。個人的に『ガンダム』の大ファンだが、認められる世界観もあれば、そうでないものもある。そういうふうに、私が『地獄~』の世界観を握っているからといって、次のシリーズが必ず作られるわけではない。多くのクリエイターが(この世界観で)展開したい物語があるとすれば、むしろそれが定説になる可能性もある。『ガンダム』や『スター・ウォーズ』がそうだ。必ずしも映像の形式でなくても良い」と語った。
「シーズン1の伏線が、シーズン2でも何一つ回収されていない」という質問については、「シーズン3が出たとしても謎は解決されないかもしれない。人間には理解できない圧倒的なジャンルが、コズミックホラーの本質だ。そのジャンルの特性ゆえ、なぜ説明しないのか?という疑問自体が興奮や怒りを引き起こす。それがジャンルの醍醐味だ」と強調した。
また、「シーズン2では謎も疑問もさらに大きくなることを望んでおり、それが縮小されてほしくはなかった。シーズン3が実現すれば、さらに巨大な謎が生まれるだろう。実は謎を解消するのは簡単だ。『それはエイリアンの仕業です』と言えば終わ流。ただ、それでは何の意味もない」と、独自のスタンスを示した。
さらに、「似たような事例でゾンビ映画をよく挙げるのだが、私が尊敬するジョージ・A・ロメロ監督は、多くの人から『ゾンビはどこから来たか』と聞かれても、彼が亡くなるまでそれについて語ることはなかった。だからその後、ゾンビは一つのジャンルへと発展した。前作の『寄生獣 ーザ・グレイー』も、韓国で『寄生獣』の起源について作りたいと言っていたら、原作者がリメイクを許可しなかっただろう。未知のままでいるからこそ大きな意味が生まれ、知らないことを知ろうとする人間の中で人間性が引き出されるのだと思う」と述べた。
『地獄が呼んでいる』シーズン2は、10月25日よりNetflixで独占配信中。
(記事提供=OSEN)
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