世界でも制作本数の多さでよく知られる韓国ドラマ界。毎日たくさんのドラマが作られているが、「時代劇」を除いて強力なジャンルになっているのが「業界」「復讐」「ラブロマンス」の3つだ。そこからハズレない1本ずつをピックアップしてみよう。
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●「業界」この1本!『エージェントなお仕事』(2022年/tvN)
出演俳優(演じた役名)/イ・ソジン(マ・テオ)、ソ・ヒョヌ(キム・ジュンドン)、クァク・ソニョン(チョン・ジェイン)、チュ・ヒョニョン(ソ・ヒョンジュ)
〔ハズレないポイント〕芸能事務所の内情を痛快に見せてくれるドラマだ。俳優が実名で登場してくるので物語に入り込みやすい。その点で親しみやすい内容だった。
舞台になるのは、芸能事務所「メソッドエンターテインメント」。創業者の急死によって会社の存続が危ぶまれ、所属する俳優たちも難題に巻き込まれていく。そんな中で、チーム長のキム・ジュンドンとチョン・ジェインが奮闘する。しかし、理事マ・テオが個人的なトラブルを抱えて様々な騒動を起こすところが面白かった。
●「復讐」この1本!『復讐の花束をあなたに』(2020~2021年/KBS)
出演俳優(演じた役名)/カン・ウンタク(イ・テプン=ユ・ミニョク)、オム・ヒョンギョン(ハン・ユジョン)、イ・チェヨン(ハン・ユラ)、イ・シガン(チャ・ソジュン)
〔ハズレないポイント〕序盤からスリリングな展開で、復讐劇が好きな人が絶賛したドラマである。ストーリーの中心にいたのが典型的な悪女のハン・ユラ。貧しい生活から抜け出すために、彼女は「嘘と悪事」のオンパレードになる。
被害者が復讐を仕掛けると、ユラがさらに上を行く悪事に手を染める。その攻防に見応えがあった。ユラの表情が本当に不気味で、復讐劇のカタキ役として申し分なかった。
●「ラブロマンス」この1本!『海街チャチャチャ』(2021年/tvN)
出演俳優(演じた役名)/シン・ミナ(ユン・ヘジン)、キム・ソンホ(ホン・ドゥシク)、イ・サンイ(チ・ソンヒョン)、コン・ミンジョン(ピョ・ミソン)
〔ハズレないポイント〕序盤の物語は大都会から素朴な港町に舞台が移っていく。ソウルにいられなくなって海辺の町にやってきた歯科医師のヘジンが、人気者のドゥシクと知り合い、いつしかラブラブな関係になっていく。そんなカップルを取り囲む人たちの生活ぶりがとても楽しい。
主人公2人には様々なトラブルが巻き起こってくるが、海辺の美しい風景がすべての難問を優しく包み込んでくれる。まさに映像の美しさが秀逸。主役2人が美男美女で脇を固める俳優陣も庶民派ばかり。本当にキャスティングが素晴らしいドラマだった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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