俳優チャン・ドンゴンがありのままの“父親の顔”を見せる。
10月11日に放送されたラジオ番組『パク・ハソンのシネタウン』(SBSパワーFM)には、俳優チャン・ドンゴンと映画監督のホ・ジンホがゲストとして出演し、公開を控えた映画『普通の家族』(原題)について話した。
チャン・ドンゴンは『普通の家族』について「今回の作品ではほとんど扮装しなかった。血を一度も顔につけない作品は今回が初めてだと思う」と冗談交じりに笑った。
これに対し、ホ・ジンホ監督は「今回の作品では、チャン・ドンゴンさんの扮装や容貌より、演技がよりよく見える」と力を込めた。「映画を見ると、漢江(ハンガン)でチャン・ドンゴンさんと息子が話す場面がある。強風でチャン・ドンゴンさんの顔に髪の毛がくっついたり、飛ばされたりした。本来であれば取り直さないといけないが、その瞬間はそうではなかった。その乱れた髪さえも父親らしかった」と感激。
また、ホ・ジンホ監督は「その場面でチャン・ドンゴンさんが涙を流すが、本来台本では泣く場面ではなかった。でも自然すぎてそのまま使った」と強調し、これに対しチャン・ドンゴンも「その瞬間は本当に父親の気持ちになり、涙が出てきた」と打ち明けた。
チャン・ドンゴンが主演を務める『普通の家族』は、それぞれの信念を持って生きてきた4人が子供たちの犯罪現場が映された監視カメラを見ることになり、すべてが崩れていく姿を描いたウェルメイドサスペンス作品で、10月16日に韓国で公開される。
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