『善徳女王』のコ・ヒョンジョン!迫力の演技で見せたミシルの存在感

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9月3日からテレビ東京の韓流プレミアで放送がスタートした時代劇『善徳女王』。イ・ヨウォンが新羅(シルラ)の第27代王となった善徳(ソンドク)女王を演じている本作で、宮殿を支配する宮主ミシル(美室)に扮しているのがコ・ヒョンジョンだ。

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1971年に生まれた彼女は、18歳であった1989年にミスコリアのナンバー2に選ばれている。韓国でミスコリアの肩書は絶大だ。コ・ヒョンジョンも鼻高々であったことだろう。

そんな彼女が大ブレークするきっかけとなった作品が、『砂時計』だ。

1995年に放送されたこのドラマは、見たい人がすぐに家に帰るので「帰宅時計」とまで呼ばれ、絶大な人気を集めた。

この『砂時計』で、ヒロインとしてまばゆい演技を見せたのがコ・ヒョンジョンであり、いちやくトップ女優に上り詰めた。

さらに女優として大活躍すると予想されたのだが、新世界グループの御曹司との結婚したことで女優業を引退したコ・ヒョンジョンだが、結婚から8年目に性格の不一致を理由に離婚している。

コ・ヒョンジョン
『善徳女王』でミシルを演じているコ・ヒョンジョン(写真提供=OSEN)​​

魅力的な演技で注目の女優

いくらトップ女優だったとはいえ、一度は引退しているので、芸能界に復帰するといってもそんなに甘くないのが現実だ。

しかし、当時の芸能関係者たちはコ・ヒョンジョンに対して温情を見せた。それによって、彼女は2005年のドラマ『春の日』で完全に復帰することができた。

ただ、全盛期の勢いは望むべくもなかった。コ・ヒョンジョンにとっては不本意な日々が続いたことだろう。

そんな彼女が再び脚光を浴びたのが、2009年の『善徳女王』である。この大ヒット時代劇で、コ・ヒョンジョンはミシルという妖艶な女性を演じて大評判を取った。

まさに華麗なる復活だった。コ・ヒョンジョンは往年の栄光を取り戻したのだが、その栄光が、プライドをくすぐりすぎたのか。

彼女は2010年に放送された『レディプレジデント~大物』では制作側との間に確執を生じさせている。

その後は『町の弁護士チョ・ドゥルホ2』『あなたに似た人』『マスクガール』などのドラマで注目を集めている。

主に現代劇で活躍しているコ・ヒョンジョンが、『善徳女王』で演じているミシル(美室)は、第1話からその存在感を存分の発揮していた。彼女の今後の演技にもぜひ注目してほしい。

文=大地 康

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