テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『宮廷女官チャングムの誓い』で、イ・ヨンエが演じる主人公チャングムの同僚医女であるシンビに扮しているのがハン・ジミンだ。
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時代劇や現代劇で、これまでに多くの作品に出演して魅力的な演技を披露してきた彼女は、女優として視聴者を和ませてくれるような笑顔を見せてくれるので、人気ドラマでは重要な役に扮することが多い。
2003年に韓国のMBCで放送された『宮廷女官チャングムの誓い』で、知られるようになったハン・ジミンは、2007年から2008年にかけて韓国MBCで放送された『イ・サン』でヒロインに抜擢された。
やがては国王イ・サン(イ・ソジン扮)の側室になるソン・ソンヨンの役だったが、恥じらいを見せる潤んだ表情が本当に良かった。この作品でハン・ジミンの評価はゆるぎないものになった。
2012年に韓国SBSで放送された『屋根部屋のプリンス』では、ハツラツとした元気な演技を見せて、彼女の女優魂はどんどん広がっていった。
そんなハン・ジミンが、韓国で2014年に公開された映画『王の涙-イ・サンの決断-』に出演したときは本当に驚いた。今までのハン・ジミンのイメージとガラリと変わって、陰湿な悪役に扮したからだった。
この映画は、主役のヒョンビンが兵役から戻ってきた復帰作としてよく知られるが、正しい政治を行なおうとしたイ・サンに扮したヒョンビンを向こうに回して、ハン・ジミンが悪女として知られる貞純王后(チョンスンワンフ)を憎たらしいように演じきっていた。
そうなのだ。女優は「いい人」の役ばかり演じるわけにはいかない。「悪役を演じてこそ一人前」という意見もある。
ハン・ジミンも多様な役にチャレンジするために、『王の涙=イ・サンの決断=』で悪女に扮したのだ。そして、期待通り、ハン・ジミンは演じる役の多様性を実現させた。
『宮廷女官チャングムの誓い』でシンビとして、イ・ヨンエと息のあった演技を見せるハン・ジミン。他の作品でも女優として活躍しているので、ぜひ彼女の魅力を堪能してほしい。
文=大地 康
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