『チャングム』でイ・ヨンエが精力的に撮影をこなせた特効薬は何だったのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『宮廷女官チャングムの誓い』は、7月26日の第28話からいよいよ後半に入った。前半では、イ・ヨンエが演じるチャングムは水刺間(スラッカン)で料理を担当する女官だったが、後半は済州島(チェジュド)を経て医女の世界に入っていく。

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それにしても、50話以上というロングランとなった『宮廷女官チャングムの誓い』では、撮影も本当に大変だった。韓国ドラマの常識スタイルとして、1週間に2回のオンエアがあったのだ。必然的に撮影スケジュールは過密になっていた。

「一日も休まずに続く徹夜撮影のために、俳優やスタッフはみんな大小の病気に苦しんでいます」

当時の助監督がホームページで告白するほど、『宮廷女官チャングムの誓い』の撮影は徹夜が多かった。そんな中で、スタッフを心底驚かせたのが、イ・ヨンエの並外れた体力である。彼女は、強行軍の中でも一日も休むことなく精力的に演技した。

イ・ヨンエの体力がここまで持続した秘訣はいったい何だったのか……。スタッフたちは「イ・ヨンエさんはさぞかし高価な栄養剤を飲んでいるに違いない」と考えた。そうでなければ、他のみんながダウンする中で一人だけ頑張れるわけがないと思えたのだ。

チャングムの誓い
イ・ヨンエは最後まで万全の体調でチャングムを演じた(写真=SPORTS KOREA)

韓国を代表する女優

しかし、イ・ヨンエの関係者は否定した。

「イ・ヨンエさんはどんな薬も飲んでいません。そんな必要もないのです。なにしろ、彼女は撮影現場の雰囲気がすごくよくて、疲れなんか感じないと言っていました」

実際、イ・ヨンエ自身も率直にこう語っていた。

「和気あいあいの現場の雰囲気が、まさに私の『特効薬』です」

もちろん、撮影に臨む前の心掛けも、正真正銘のプロだった。撮影が過酷なスケジュールになるのを見越して、事前にたっぷりとトレーニングをしてからだを鍛えていた。つまり、準備を万全に整えていたのだ。強行日程にもめげず現場で率先垂範するイ・ヨンエは、韓国を代表する女優であることを改めて実感させた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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