【さすが!ハン・ジミン】群像劇『ハッピーニューイヤー』でいろんな奇跡が起こる?

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Netflixが配信している『ハッピーニューイヤー』(全6話)は、もともと韓国で2001年に制作された映画だ。それに未公開シーンをたくさん入れてテレビシリーズとして再構成された。本当にシャレた群像劇である。

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物語は年末で賑わう高級ホテル〈エムロス〉を舞台にして、14人の登場人物の感動的なエピソードを素敵な映像で再現している。

とにかく、豪華キャストがズラリと揃った。ハン・ジミン、イ・ドンウク、カン・ハヌル、ウォン・ジナ、ソ・ガンジュン、コ・ソンヒ、イ・ジヌク、ユナ(少女時代)など。よくぞこれほどのメンバーが集まったなあ、と感激してしまう。

全体的に個性的なキャラクター設定になっている。

たとえば、イ・ドンウクが扮するのはイケメンで優秀だけどクセのあるホテルCEO、ウォン・ジナが演じるのはミュージカル女優をめざしている新米ハウスキーパー、カン・ハヌルが扮しているのは公務員試験に落ちて恋人にもフラれた自殺願望の就活生。特に、この就活生が不似合いなホテルに泊まっていろいろと騒動を起こしていく。そのプロセスが愉快だ。

ハッピーニューイヤー
ハン・ジミンはホテルのマネージャーのソジンに扮した(ⓒ 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED)

ウキウキするようなラブロマンス

登場人物が多い中で、一番のメインはハン・ジミンが扮するマネージャーのソジンだ。彼女は15年間も男友達のスンヒョ(キム・ヨングァン)からのプロポーズを期待していた。しかし、予想外に彼の結婚の知らせを聞くことになり、ひどく落胆する。しかも、婚約者(コ・ソンヒ)を紹介されて、アツアツの関係を見せられる。それでも、ソジンはひたすら耐えていった。

その一方で、整形外科医のジンホ(イ・ジヌク)は土曜日ごとにホテルでお見合いをするのだが、いつも断られていた。彼のように条件を揃えた男がなぜダメなのか。そのあたりが徐々に明らかになっていく。その過程で、ソジンはジンホがちょっとずつ気になってしまうのだが……。

こういう展開になっている『ハッピーニューイヤー』。ウキウキするようなラブロマンスをたくさん楽しめる作品だ。特に、ハン・ジミンの繊細な表情がとてもいい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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