パク・ヒョンシクとチョン・ソニが主人公になっている『青春ウォルダム 呪われた王宮』は全20話のドラマだが、第12話で大きな動きがあった。それは、世子イ・ファン(パク・ヒョンシク)の護衛官になっているテガン(ホ・ウォンソ)が「疑惑の人」になってしまったのである。
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本来の彼は「忠義の人」だった。イ・ファンを絶対に守り抜くという使命感を強く持っていて、自分の命をかけて世子に尽くしている。
しかし、イ・ファンに仕えている内官のコ・スンドルに対して常に不快感を見せている。実はコ・スンドルはミン・ジェイ(チョン・ソニ)の偽名なのだが、テガンはいつも彼女を邪魔者扱いしている。それはもうミン・ジェイも慣れっこになっているのだが、そんな2人の関係性が一変する事態になった。
実は、ミン・ジェイは両親と兄を毒殺されていて、一家で自分だけが生き残った。しかも、毒殺事件が起きる直前の記憶がすっかり飛んでしまっており、そのときに何が起こったのかをはっきり思い出せなかった。
しかし、第12話の後半になると、ミン・ジェイの記憶が徐々に甦ってきて、毒殺事件の前に家にやってきた使者の顔を思い出せるようになった。それが、なんと、テガンなのだ。
彼はなぜ、重大な事件が起きる前にミン・ジェイの家にやってきたのか。本当に不可解な行動であった。
しかも、テガンは変装して市中を忙しく動きまわっていることも、イ・ファンの仲間によって目撃されている。そうであるならば、良からぬ策略に加担している可能性も大きい。テガンといえばイ・ファンが信頼する護衛官であり、世子の命を預かっていると言っても過言ではないのに……。
そんな男がなぜ不可解な行動をしているのか。謎めいたミステリー時代劇の『青春ウォルダム 呪われた王宮』では新たな疑惑がドラマに緊張感をもたらしてきた。
【『青春ウォルダム 呪われた王宮』ドラマ概要】
〔放送日時〕
●NHK BSP4K 毎週日曜午後9時00分
●NHK BS 毎週金曜午前0時25分[木曜深夜]
〔役名/出演者〕
イ・ファン/パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ(コ・スンドル) /チョン・ソニ
チャン・ガラム/ピョ・イェジン
ハン・ソンオン/ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン/イ・テソン
テガン/ホ・ウォンソ
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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