BS日テレで放送開始!『王女ピョンガン』は歴史的にどこまでスケールが大きいのか

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韓国ドラマをたくさん放送していることで定評があるのがBS日テレだ。さらに、6月6日(木)から始まるのが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』である。放送枠は、毎週月曜~金曜の13:00~14:00となっていて、全30話の予定だ。

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このドラマは題材がユニーク。それは、韓国で有名な「ピョンガン王女と馬鹿のオン・ダル」というエピソードが物語のモチーフになっているからだ。どんな話かというと、高句麗(コグリョ)を舞台に物好きなピョンガン王女が馬鹿と呼ばれたオン・ダルと結婚して夫を内助の功で成功させる、という内容だ。

この話を生かして作られた『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』では、愛国心が強いピョンガン王女と純朴な青年のオン・ダルが苦難を乗り越えて愛を育んでいく。

特に注目されたのは、ピョンガン王女を演じるキム・ソヒョンの熱演ぶりだ。彼女は子役時代から演技に定評があったが、この『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』でも堂々と主役に扮している。そして、オン・ダルを演じたナ・イヌと呼吸を合わせて、ドラマを大いに盛り上げている。

ストーリーは、6世紀中盤の高句麗でピョンガン王女の子供時代から物語が始まる。彼女は、自分が国王になって愛する国を絶対に守るという強い意志を持っていた。当時、国境を警備するオン・ヒョプ将軍には、オン・ダルという息子がいた。しかし、息子はのんきなままだった。

王女ピョンガン 月が浮かぶ川
写真=Victory contents

ダイナミックな歴史が描かれた大作

そんな中で政変が起きて王座が危うくなり、ヨン王妃はオン・ヒョプ将軍を頼ったのだが、結局は殺されてしまう。そして、ピョンガン王女は行方不明になってしまい、オン・ヒョプ将軍も陰謀によって王妃を殺した逆賊にさせられて死亡した。

8年後、記憶をなくしたピョンガン王女は名前が「カジン」に変わり、王族を狙う刺客の1人になっていた。そして、オン・ダルと再会したのだが……。

こんな展開で始まっていく『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、全編にわたってダイナミックな歴史が描かれた大作である。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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