女優・スヒョンの破格変身が通じた。
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Netflixで配信中のドラマ『ヒーローではないけれど』(JTBC)で、飛行能力者ポク・ドンヒ役を演じているスヒョンは、可愛らしい魅力で視聴者を魅了している。
ポク・ドンヒはダイエット宣言と暴食を繰り返して家族を当惑させるが、いつも明るく、可愛い魅力を失わないキャラクター。
飛行の超能力が使えないほど体が重くなってしまった設定のため、スヒョンは撮影ごとに4時間以上の特殊メイクを受けて破格のビジュアル変身をした。
ドンヒの高い自尊感と堂々さを表現するため、体型に縛られない多様な衣装でキャラクターの個性と魅力を際立たせている。
天然っぽいドンヒの行動は、スヒョン特有の安定的で優雅な声によって立体感が生まれた。一方、モデルをやっていた過去の回想シーンでは素敵なウォーキングとカリスマ性あふれる目つきで、ドンヒの“ギャップ”を愉快に表現している。
相手俳優を選ばないケミストリーも印象的だった。
弟のキジュ(演者チャン・ギヨン)とは、登場シーンから並ならぬ雰囲気を醸した上に、食事の席で口げんかをするばかりか、胸ぐらまでつかむリアル兄妹ぶりを見せ、笑いを誘った。
ポク家のうち、最も鋭いドンヒは、結婚詐欺師のド・ダヘ(演者チョン・ウヒ)を最初から疑い、彼女の怪しさを家族にアピールし続け、正体を暴くために乗り出すなど、ツンデレな面も見せた。
グレイス(演者リュ・アベル)との因縁も興味深い。彼氏を奪ったグレイスが「どうして彼氏を放っておくのか」と聞かれると、「私たちの関係が壊れたのは私のせい。自分の面倒をちゃんと見てなかったから。物事の原因を自分の中で探すのが、自尊感を高める。自分の人生の舵は自分で切るものなの」と回答。
高い自尊感と健康なマインドで武装したドンヒは、詐欺師のグレイスを動揺させ、視聴者たちを騒がせた。2人の友情も一つの見どころになっている。
ドンヒは「これが人生最期のお菓子」とダイエット宣言をするも、ストレスを受けてはパンを爆買いしたり、体重が少し落ちるとすぐさまチートデイをするなど、ダイエットに関する視聴者の共感を呼び、好感度を上げた。
前作『京城クリーチャー』では冷たいカリスマ性を持つミステリーな日本人女性・前田役で活躍したスヒョンは、今回、真逆の姿で演技力の幅広さを証明した。今後の展開に活力を吹き込むスヒョンの活躍に関心が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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