新人クラスの出演者たちがその後にゾクゾクと大物になったということで、「伝説の出世ドラマ」と言われてきたのが、芸能高校の青春を描いた『ドリームハイ』だった。しかし、今や『ドリームハイ』をしのぐほどのレジェンドになってきたのが2013年に韓国で放送された『相続者たち』だ。
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このドラマは裕福な家庭に育った若者たちを中心にした青春群像劇なのだが、とにかく出演者たちが今や「旬の俳優」として最新ドラマを大いに賑わせている。
改めて振り返ってみると、『相続者たち』の主役はイ・ミンホとパク・シネであった。この2人にからんでくるのが強烈な個性を見せたキム・ウビンだ。それぞれの配役を見てみよう。
イ・ミンホが演じるキム・タンは、帝国グループの会長の次男なのだが、婚外子として苦しい境遇にあった。パク・シネが扮したチャ・ウンサンは貧しい家庭に生まれ、姉を頼ってアメリカに行ったが挫折してしまう。
さらに、キム・ウビンが演じるチェ・ヨンドはトラブルばかり起こす問題児であった。以上の3人を中心にストーリーが展開されていくが、共演のキャスト陣も超豪華だ。
キム・タンの友人チョ・ミョンスを演じているのはパク・ヒョンシク、生徒会長のイ・ヒョシンに扮しているのはカン・ハヌル、そして、キム・タンの婚約者ユ・ラヘルに扮するのがキム・ジウォンだ。この3人は今や堂々たる主役俳優だ。
以上の出演陣の中で、2024年の最新ドラマで活躍しているのが、パク・シネとパク・ヒョンシクだ。2人は『ドクタースランプ』で『相続者たち』以来の共演を果たして絶好調となっている。
キム・ジウォンは『太陽の末裔』でブレークしたあとで『私の解放日誌』で印象的な主役となり、今は『涙の女王』でキム・スヒョンと共演している。また、カン・ハヌルは現在テレビ東京で放送中の『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』でオン・ヒョプ将軍に扮して重厚な演技を見せている。
このように、11年前に制作された『相続者たち』は間違いなくレジェンド級の「出世ドラマ」になっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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