独身の三兄弟の結婚プロジェクトをテーマにしている『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』。イ家の三兄弟の長男が歯科医師のユンジェ(オ・ミンソク)だ。そして、弁護士事務所代表のヘジュン(シン・ドンミ)がユンジェのことをとても気に入っている。
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彼女は歯の治療を受けに出かけた歯科医院でユンジェと出会い、胸のドキドキが止まらなくなった。それからも特に用事がないのに歯科医院に行ってユンジェの様子を観察している。
彼女は弁護士として社会的な地位がとても高いのだが、40代になっても決まった結婚相手がいなかった。それゆえに彼女は必死の思いでユンジェの気を引こうとしていた。特に、若い女性が少しでもユンジェのことに関心を持てば、対抗意識をメラメラと燃やすのであった。そんなヘジュンをシン・ドンミが表情豊かに演じている。
シン・ドンミといえば、『医師ヨハン』のホスピスセンター緩和医療チーム看護師チェ・ウンジョン、『その男の記憶法』のドラマ作家ファン・ソジョン、『青春の記録』のヘジュンのマネージャーのイ・ミンジェなど様々なキャラクターを演じている。
そんなシン・ドンミの出演作の中で特に注目すべきなのが、時代劇『ポッサム~愛と運命を盗んだ男』だ。
本作は朝鮮王朝第15代王・光海君(クァンヘグン)の時代を舞台にした時代劇で、「ポッサム」で生計を立てていた男が誤って王女を誘拐したことから逆転する人生と切ない愛を描いている。
ドラマタイトルにもなっている「ポッサム」とは、再婚が法的に禁じられていた朝鮮王朝時代、寡婦を布で包み、誘拐を装う形で再婚を実現させた裏稼業のことだ。
この『ポッサム~愛と運命を盗んだ男』では、主人公のバウ(キム・デソク)をチョン・イルが演じており、ヒロインの光海君の娘ファイン翁主(オンジュ)をクォン・ユリ、イ・イチョムの息子イ・デヨプをシン・ヒョンス、イ・デヨプの父親イ・イチョムをイ・ジェヨンが演じている。
さらに、ファイン翁主の父親である光海君をキム・テウが演じている。その中でシン・ドンミは、ファイン翁主の乳母であるチョ尚宮(サングン)として演技を披露していた。
自身の魅力的な演技で注目を集めるシン・ドンミ。彼女の今後の活躍がとても楽しみだ。
文=大地 康
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